平成7年度 研究紀要 Vol.25 個人研究7 -165/170page
つなの利点を生かして,振ったり,飛び降りたりして遊んでいた。子どもの遊びの様相がわかったことは,今後の指導にとって大いに参考になったが,腕カを付けさせるためには,高いところまで登ることへの助言や意欲付けが,さらに必要になってくると考えられる。
逆さとりで割合が低いのを除くと,どの内容でも半分以上の子が全時間上手にできたと評価している。 △印が2つまでのほぽ上手にできたまでを加えると,各ムーブメントに取り組んだ8割以上もしくは全員が上手にできたと答えている。この結果から,7つのムーブメント学習の内容は2年生の発達段階に適していたと推察できる。
ムーブメントに対する達成度を子どもの自己評価で見てみると,次のようになる。
(3)「楽しい体育」と運動能力の育成の関わりについて
子どもが取り組みたいと願った第2希望までの種目を,一人も変更することなく,単元の学習を進めることができた。
第1希望と第2希望に選んだ種目で,全時間でのできばえに満足している子の割合が高いことがわかる。第1希望で逆さとりを希望した子以外は,自分の希望した種目は上手にできたと感じており。自分の取り組みに満足している様子がうかがえる。
また,自分の取り組みに対しての自己評価を見ると次のようになる。
単元全体を通して,「精一杯できた」と「楽しくで