研究紀要第106号 「学校の活性化を目指す教員研修」 -028/175page

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・ 校長の考え(意志・本音)をしっかり述べ,理解を得る。
・ 設定されたテーマを全職員が納得しているか。 ・ 全職員で話し合いはしたが,個人研究を中心として進めている。

※ 一人ひとりの教師が意欲的に研究をするためには,十分な話し合いの機会を設定し,目の前の子どもにとって本当に必要なことを洗い出し,そこから研究テーマを設定したり,共同研究にするか,個人研究にするかを決定することが大切である。

研究テーマ設定にあたっては,十分な次官をかけ共通理解を図ることもまた大切なことであろう。

◇ 視点7. 指導助言の在り方の視点から

問 題 点 具 体 的 取 り 組 み
・ 教員として読書量は十分か。 ・ 研究図書の紹介をしたり,研究学校の研究内容を知らせたりする。
・ 週案等で対話し,その後もしっかり見るようにする。
・ 教育関係図書を定期的に本屋さんに展示してもらう。
・ 研究協議会の内容は充実しているか。
(決まった教員だけが発言したりしていないか。)
・ 「共に学び合う」という気持ちを持つことの大切さを説く。
・ 一人ひとりの教師の特性を見抜いて,それに応じた指導助言に心掛ける。
・ 学年ブロックや教科ブロック等の組織を生かすようにする。
・ 全員が出番のあるような研修に努めている。
・ 研究の必要性,大切さを十分認識しているか。 ・ 講師を招聘する。
・ 先生方のニーズに合った外部講師を積極的に活用するよう努めている。
・ 先を見せ,上を見せるようにする。
 (例えば,職能研修であれば,その段階の先まで見せておくことが大事である。)
・ 自己課題を明確にさせ,自分から進んで勉強したり調べたりするよう励ましている。
・ 子どもの変容が見える研究とし,研究成果を十分に味わえるようにする。
 (成就感,満足感を感得させる。)
・ 協調性,独創性,創造性が不足していないか。 ・ 個人研究を大切にする。
 (本人のやりたいことをじっくりとさせる。)

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