平成8年度 研究紀要 Vol.26 個人研究 -123/175page
5 主人公が次にどのような行動をとるかについて話し合う。 それぞれの生徒の心中を発表することに より,自己の考えを振り返させる。 終末 6 主人公に手紙を書く。 手紙の中に現れた生徒の道徳性を今後の指導に生かすようにする。 第2次検証授業
(ステップ4までのウォーミングアップが全て終了してから実施)
主題名 思いやり(内容項目 2−(2))
資料名 「すれちがい」
研究との関連
資料中に登場する二人の友人同士が,お互いの気持ちのすれ違いに気づく場面をロールプレングで疑似体験することで,お互いの思いやりの気持ちに欠けていたものは何で,どうすることが大切なことなのかを深く考え,今後の行動に生かそうとする態度の育成を目指す。
指導過程
段階 学習活動・内容 指導上の留意点 導入 1 資料の内容を確認する 資料は事前に読ませ,プリントを使い資料内容の確認をする。 展開 2 登場人物の心情を追求する。 二人の登場人物の気持ちを対比させながら考えさせる。 3 登場人物の行動の背景をロールプレイングを通じて考えさせる。 役割交代をし,お互いの立場を考えさせるようにする。 4 思いやりの気持ちにはどんなことが必要なのかについて話し合いを深める。 それぞれの生徒がこれまでの体験をふまえてそれぞれの考えを発表し合うようにさせる。 終末 5 本時の学習で考えたことをまとめて書く。 十分な時間を確保し,自己の内面を見つめて書くようにさせる。