平成8年度 研究紀要 Vol.26 個人研究 -122/175page

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写真3
写真3

生徒と先生のやりとりの劇

(例)

・遅刻が多い生徒に先生が訳を尋ねる場面

・宿題を忘れた生徒に,その理由を尋ねる場面

 (教科の設定は自由)

・掃除をきちんとやらない生徒に先生が注意する場面

・教室で漫画の本を読んでいて先生に見つかり,言い訳をする場面

生徒と親のやりとりの劇

(例)

・親に通知表を見せて,それからの親と子の会話の場面

・親に小遣いの値上げを頼むときの親と子の会話の場面

・新しいジャージ(運動靴やスパイク)を買って欲しいと親に頼む場面

・親が次の日曜日に家族でドライブに行こうと誘うが,それを断る場面

・親と将来の進路について話し合っている場面

4 検証授業

第1次検証授業

(ステップ1のウォーミングアップを終了直後の段階で実施)

主題名 人間の気高さ(内容項目 3−(3))

資料名 「銀色のシャープペン」

研究との関連

資料の主人公が犯してしまった罪の意識を感じながらも,どう対処してよいか分からず悩む心の中の相反する二つの気持ちのぶつかり合いを,ロールプレイングを行うことで生徒に自分のこととして考えさせる。自分の中にもそのような気持ちが存在することを実感させ,人間としてよりよい生き方をしようとする心情の育成を図る。

指導過程
段階 学習活動・内容 指導上の留意点
導入 1 教師の話を聞く。 教師の体験談を聞くことで資料内容への関心を高める
展開 2 資料を読み,内容を理解する。 板書で内容理解を助ける。
3 ロールプレイングを行い主人公の心情を理解する。 劇に対する抵抗感を和らげるために,最初は自分の席で隣の者と演技させ,次に代表が前に出て演技するようにさせる。
4 劇を見ての感想を述べ合い話し合いを深める。 意図的指名により多様な考えを出し合うようにさせる。


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