平成9年度 研究紀要 Vol.27 -164/166page
[研究紀要第109号 分類基準E1-01]
テーマ「生きるカ」としての「学カ」 を育てる学校教育の創造
―小・中・高における授業の改造―
要 旨
本研究は、教育の現状やその背景に考察を加えながら「生きる力「を研究課題の中心に据えなければならなかった理由を論述するとともに、「生きるカ」としての「学カ」を育てるための授業改造の方向を探っている。
「生きるカ」即ち「人問として意味深く生きるカ」を生きようとするカ、活かすカ、共に生きるカの3つの要素からとらえるとともに、教師の改造、教材の改造、学級の改造を基盤とした授業改造の方向を示している。
[研究紀要第110号 分類基準E4-06]
テーマ 学校の活性化を目指す教員研修(第2年次)
―研修の現状と具体的な取り組みの実態調査を通して―
要 旨
本研究は,教員の資質・能力の同上のために不可欠な「教員研修の在り方」についての視点を探り、「教員研修の望ましい姿」を提案していこうとするものである。各学校では「教員研修」にどう取り組み、どのような課題を抱え,また,どのような工夫をしているかという実態把握を基に、教員研修に関わる種々の問題点を洗い出し、その課題を提示する中で、教員研修の在り方について方向付けをしようとするものである。
[研究紀要第111号 分類基準F4-02]
テーマ 平成9年度学カ到達度調査研究
福島県の児童生徒の学カの到達状況に関する研究
ー小学校5年・中学校2年の調査からー
要 旨
本研究は、福島県の児童生徒の学力の到達状況に関する調査研究であり、平成7年度に続き第2回目である。研究のねらいは、学力の到達状況を明らかにすること、前回の調査結果と比較してその変容を把握すること、今後の指導に役立てるための指導例を提示することである。その結果、調査した教科の学カ到達状況を把握、前回との比較ができた。また、学方向上を図る上での課題を探り、授業改善に向けての指導例を提示した。
[研究紀要112号 分類基準F2-01]
テーマ 基礎学カ向上のための授業改善に関する実践的研究
―思考活動を活発にする支援について―
要 旨
児童生徒の思考活動を活発にするためには、「事象(教材)提示の仕方を工夫する「「自己表現活動や体験的活動を取り入れる「「ゆとりをもって考えることができるようにする」などの方策を授業に取り入れることが効果的であり、さらに思考活動を活発にすることは、知識・理解、技能を確かなものにすることがわかった。