平成9年度 研究紀要 Vol.27 -165/166page
[研究紀要第113号 分類基準F10-01]
テーマ 情報ネットワークの教育的活用
要 旨
本研究は、情報通信ネットワークを有効に活用し、各学校間や様々な機関、人々と有機的に結ばれ連携と協カのもとで教育を進めていくための手だてとして,情報の発信・収集と整理,ネットワーク環境とその支援システムについて検討し、活用可能な状態にすることを目指すものである。具体的な研究内容は次の2つである。1:「アンケート集計システムの開発」2:「授業改善へ向けた教師の教材研究を支援するデータベースの構築」
「研究紀要第113号 分類基準F10-01]
テーマ 授業改善へ向けた教育用ソフトウエアの活用
―進路の学習を支援するソフトウェアの開発を通して―
要 旨
進路の学習における「職業調べ」や「職場見学」などの「啓発的体験学習」は,望ましい職業観や勤労観を形成し,将来の自己実現への意欲を高める上で重要である。
本研究は,進路の学習において職業に関する「啓発的体験的学習」の場を生み出し,生徒の学習意欲を高めるような教育用ソフトウェアの開発とその活用法の研究を進め,生徒が主体的に活動する進路の学習を展開し,授業改善を目指すものである。
[研究紀要第114号 分類基準F9-O1]
テーマ 豊かな人間関係を 育む指導援助に関する研究 (第1年次)
―人間関係をつくるカの育成を通して―
要 旨
本研究は、人間関係をつくるカの育成を通して、児童生徒が豊かな人間関係を育むことを目指した、3年継続の研究である。研究第1年次の本年度は、人間関係をつくる方を分析し、これを高めるための指導援助の在り方を探り、児童生徒の実態を把握することを中心に研究を進めてきた。その結果、発達段階を考慮しながら自己肯定感を高めることなど、具体的な指導援助の在り方が明らかになった。
[分類基準F2-03]
テーマ教師の授業スキルの向上を図る授業研究
プログラムの開発に関する研究
―フリーカード法の活用を通して―
要 旨
本研究では、「指導力の向上」を図る方法の―つとして、フリーカード法を参考にし、その有効性と校内授業研究会への活用の可能性を探ったものである。その結果、フリーカード法は、授業観察の視点を獲得するために有効であり、授業評価のカ量を高める作用があること、また、参加者の意識の高揚に有効であり、研究協議会の活性化につながり、授業スキルが向上することなどがわかった。
さらに、研究目的別バリエーションを提示した。