研究紀要第111号 「福島県の児童生徒の学力の到達状況に関する研究」 -052/166page

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1)小問例
( )内の数字は全国比。平成7年度,平成9年度の順。

1 テープを聞いて答えなさい。
  (男の子3 人が泳いでいて,ケンが一番速いという絵が与えられている)
  Who swims the fastest ?
  (ア He is  Ken.  イ Ken does, ウ Ken is) (62, 65)

2 テープを聞いて答えなさい。(質問に答えるとき最も強く発音する語を選ぶ)

  Do  you  like  watching  baseball  ?  No,l  like  playing  baseball.(86,  86)                         ア イ     ウ       エ

3 次ぎの単語を発音するとき一番強く発音する部分はどこですか。

  really   (reーalーly ) (78,76)        ア イ ウ

2)考察

[資料1]は,上記の小間lに関して調査したものである。ア,イ,ウ(Kenが含まれる答え)を選んだ生徒の合計は94%を占めていて,質問文の意味とその答えは分かっているが,「答え方」が分からないということが言える。具体的な使用場面や状況を設定し,文脈を意識して英語を使わせる中で,「通じること」を実感させるとともに,「正確さ」を要求する部分も設定し これらのバランスをとりながら指導することが求められる。

[資料1]
  (「平成8年度調査」より)

絵を見て,英語の質問に対する答えを,ア〜カの中から1つ選び,記号を○で囲みなさい。

Who swims the fastest of the three?

小問例

ア He  is  ken.

イ Ken  does

ウ Ken  is  Tom.

エ He  is  tom.

オ Tom  does.

カ Tom  is.

解答分類 回答率(%)
イ(正答) 33.0
55.4
5.4
5.0
0.5
0.5
無解答 0

小問2は,「見るのが好きか」と質問されたのに対し,「するのが好きだ」と答える場合なので,「する」を表すPlayingに強勢を置くということが理解されていないために,正答ウを選べない例である。なた,小問3は,語のアクセントの位置があいまいなため正答アを選べない例である。分の強勢が表す


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