研究紀要第113号 「情報ネットワークの教育的活用と授業改善へ向けた教育用ソフトウェアの活用」 -107/166page
○希望する職業
がソフトウェア
に見当たらない
生徒への配慮を
する4活動を振り返
り,整理する
○活動を通して学
んだことを各自が
発表する○ワークシートに
記入させながら
まとめさせる5まとめた内容
を発表する
○調べた職業の内
容やまとめたこと
を発表する
○これまで考えて
きた希望職業につ
いて各自が検討す
る
○職業についてさ
らに調べてみたい
ことを考える
○各自の考えや
感想を大事にし
たい
○進路を考える
上で,幅広く職
業について知る
ことの大切さに,
気づかせたい
○活動を通して
学んだ事を生
かし,実際に自
分たちで調べよ
うとする意欲を
大事にしたい6次時の活動の
見通しを持つ
○身近な人々への
商業インタビュー
の内容をとに,情
報を交換し合う○職業インタビュー
活動(両親などへ)
に対する意欲を
高めたい(3)事後指導
○将来の職業を意識した進路計画を立てさせる。
○コンピュータを使って調べたことをもとに職業のインタビュー活動(両親や身近な人への)へ結びつけられるように指導していきたい。
(4)評価
○自分が希望する職業の大まかな内容や特色や適性等を知ることができたか。
○これまで考えていた進路計画を吟味,検討する必要があることに気付き,進んで自らの進路を切り開こうとする意欲が高まったか。
(発表,観察,ワークシートへの記録状況)イ 授業の様子
・自分が将来就きたいと考えている職業がどの分類にあてはまるかを考え,―人―人が目的を持って活動していた。
・ワークシートとの関連をとらえながら,活動全体の流れをつかみ,それぞれが時間を有効に活用しながら主体的に活動していた。
・職業分類ごとに調べる場を設定し,生徒が目的の場所に移動して活動する形態をとったため,同じ職業について話し合ったり,他の生徒が調べている職業についても興味を持って視聴したりする姿が見られた。
・生徒はコンピュータで調べる活動と調べた内容を個別にまとめる活動に,それぞれの場所を移動しながら取り組み,図書室の広い学習空間を有効に使っていた。また,生徒自身が活動の細かな内容や活動場所等を自ら選択することで,活動全体が意欲的かつ主体的に展開された。
ウ 授業後の生徒の声
・職業の内容やインタビューの声がとても新鮮に感じ,どんな仕事なのかが分かりやすかった。
・仕事の様子が分かり,いろんな考えにふれることができて良かった。
・今まで漠然と考えていた進路について,もっと真剣に考えなければならないと思った。
・考えていたより,仕事に就くということは大変であると感じた。
・どんな高校に進学したらよいか見通しがもてた。
・職業について知っているのとそうでないのと