平成9年度 研究紀要 Vol.27 個人研究 -123/166page
4 検証の方法について
(1)研究1)
○命題「授業観察の視点が多い → 教職経験 年数が長い」の検証について
フリーカード法未経験者を対象 にフリーカード法を実施し,次の分析調査を行う。
[調査A]
カードの枚数と教職経験年数と 相関関係調査
[調査B]
カード記述内容の分析調査(2)研究2)
○フリーカード法のメリット,デメリットの調 査について[調査C]
フリーカード法体験者に対するアンケート調査*なお,フリーカード法の継続活用による効果を明らかにするため,フリーカード法を継続して活用している学校(安達郡東和町立木幡第二小学校)を研究協カ校として依頼し,上記と同様の調査を実施して検討を加えた。
(3)調査対象
○フリーカード法未経験者群
〜中・高教育方法実践講座参加者*経験年数による構成
経験年数 人数 中学校 男 女 高校 男 女 0〜5 6 6 3 3 0 0 0 5〜10 19 17 14 3 2 1 1 10〜15 14 112 12 0 2 2 0 15〜20 10 8 6 2 2 2 0 20〜 1 1 1 0 0 0 0 計 50 44 36 8 6 5 1
平均年数による構成経験年数 10. 6年○フリーカード法経験者群〜木幡第2小学校
*経験年数による構成経験年数
経験年数 人数 男 女 0〜5 3 0 3 5〜10 6 5 1 10〜15 2 1 1 15〜20 1 1 0 20〜 1 0 1 計 13 7 6
平均年数による構成経験年数 8. 3年*フリーカード法を取り入れて2年目となる。
校内授業研究会を実施する際に毎回実施し協議会の資料としている。今回研究対象とした授業研究会で8度目である。
IV 研究の実際と考察
1 研究1)
(1)研究の手順
平成9年度「中・高教育方法実践講座」参加者を対象に,授業のビデオを視聴しながらフリーカード法活用による授業分析を実施した。
事後,カードを教職経験年数を記して提出してもらい,分析した。