研究紀要第117号 「学力向上のための授業改善に関する調査・実践研修 第3年次」 -045/117page

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3. スポ‐ツテストの分析

ア 【グラフ1】より,A・A・Cを1年間実施してきた結果,平成9年度(5年生時)と平成10年度(6年生時)のTスコアを比較すると男子の場合では,楕円が円に近くなっていることからパランスが良くなったといえる。特に斜め懸垂については大幅な伸びが見られた。また,走力,柔軟性,敏捷性にも伸びが見られた。残念ながら持久力,筋力的には昨年のTスコアを維持できなかった。

【グラフ1】
【グラフ1】

イ 【グラフ2】よりA・A・C実施クラスと他のクラスとのTスコアの伸び率を比較してみると,女子の運動能力テストでは,すべての項目で他のクラスを上回った。特に50m走や走り幅跳びにおいては他のクラスの伸び率はマイナスの結果だったのに比べ,A・A・Cを実施したクラスでは伸びが見られな。小学校女子の発達段階からいえば,体の変化が見られるこの時期に他のクラスに比べ伸び率が高いということはA・A・Cの効果があったと思われる。

【グラフ2】
【グラフ2】

【グラフ3】
【グラフ3】


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