研究紀要第119号 「情報ネットワークの教育活用に関する研究」 -074/117page
(1) 基本動作テスト
基本動作のテストを行うため,所内にあるUNIXサーバにホームページをおき,イントラネットで実験を行うこととした。テストにおいては,Internet Explorer3.01及びNetscape Navigator3.0の2つを標準のプラウザとし,どちらでも正しく動作することを前提とした。
さらに,福島大学のUNIXサーパにもホームページをおき,インターネットでテストを行った。
(2) システムの運用
それぞれのテスト実験において動作を確認した後,実際に「パソコン活用状況等に関する調査」を本システムを使って試行してみた。ここで,システム運用上の問題点や管理上の問題点,集計・処理上の問題点を把握し,データ集計システムの改善を行うようにした。
(3) 回答校ヘの調査
「パソコン活用状況等に関する調査」を本システムで回答した使用者を対象にアンケート調査を行い,使用に当たって気付いた点等を調査し,さらに改善を図る。
3 開発計画
時 期 研 究 内 容 H9.4 インターネット活用の研究 5 ホ‐ムべージ作成の研究 7 E‐Mail活用研究 9 MicrosortMail及びNetscape‐Mailの情報発信及び受信 10 受信データの分析 11 UNIXサーバの研究 12 表計算ソフトExcelへのデータ転送 H10.1 CGIプログラミングの研究 2 C言語の研究 3 Perl言語の研究 4 CGIによるデータ集計システムの作成 5 「パソコン活用状況等に関する調査」実施 8 アンケートデータの集計・処理 11 回答校への調査 12 調査事項の整理 システムの改善 H11.1 開発のまとめ III 研究の実際
1 試験開発
(1) ホームベージ作成
アンケートは,簡単な操作でだれもが容易に答えられるようにするため,次の点に配慮した。
1. <Input Type=”radio”>タグ
ボタンをクリックする単純な作業で答えられるようにする。
2. <Select Name=>タグ
「県立」や「市町村立」などの決まったデータを入力する場合は,プルダウンメニューで簡単に選択できるようにする。
3. <Input Type=”text”>タグ
学校名などのような固有の情報や文字情報を入力する場合にのみこのタグを使用し,文字入力窓を設置する。
4. ホームべージの構成
飾りをなくした単純な構成とし,変更が容易にできるようにする。
(2) E・MaiIソフトの利用
ホームページから,回答を送信する実験を行った。プラウザやそのバージョンによって,予定していたような形でのデータ送信ができない場合が出