研究紀要第119号 「情報ネットワークの教育活用に関する研究」 -076/117page
することより,Perlでホームべージを作成したほうが手軽で,開発の基本方針「経験があれぱ簡単に作成できる汎用性の高いものにする」に合っていた。
2 開発の実際
そこで,システムの開発言語にHTMLとPerlを用いることとした。HTMLで回答のホームべージを作成し,Perlで蓄積プログラムを作成するとし,言語によって役割を分担させた。
(1) ホームページの作成
パソコン活用状況等に関する調査の入力画面は,HTMLで作成した。CGIプログラムとの連結は,<FROM ACTION=”guestbook.cgi”METHOD=POST>の部分で,<FROM ACTION>命令で「guestbook.cgi」プログラムを呼び出し,<METHOD=POST>命令で入力されたデータをCGIプログラムに送り出すものである。
問題となったのは,<Input Type=”check”>タダである。このタグでデータを送ると,チェックされた部分のデータのみが送られてくるため,データの順序によって意味づけしていた内容が違ってしまい集計不可能となった。<Input Type=>は,<”check”>タグは使わず,<”radio”>タグで代用させるようにした。
(2) CGIプログラム
Perlはインタプリタ言語なので,コンパイルの必要がなく,プログラムの実行や修正がすぐに行える。ただし,サーバにPerlのインタプリタが無くてはならない。上図は,Perlインタプリタへのパスを指定している部分である。
このプログラムを汎用性のあるものとするためには,変更箇所を明確にするとともに,少なくすることが大切である。
1. 設定箇所の明確化
上図のように,設定箇所を明確に指定し,プログラムを一つ一つ解析しなくても使えるよう配慮した。
2. データ蓄積の簡易化
データ蓄積は,上図ホームページの<NAME=”