研究紀要第119号 「情報ネットワークの教育活用に関する研究」 -077/117page
a○”>部分と関連づけた。○には,1から順に数字を入れ,CGIプログラムにデータを送る。CGIプログラムの設定4,質問数入力<j=○の最大値>となるよう設定すれぱ,自動的にデータ蓄積が可能となる。
3. CSV(Comma Separated Valuer 0rmat)形式データベースを構築する際,アプリケーションソフトによってデータ構造は様々な形をもつようになる。しかし,CSV(コンマで区切られたテキスト)形式ファイルとして保存することで,多くの表計算・データベースアプリケーションソフトで活用可能となる。このプログラムでは,コンマ以外でも区切ることが可能である。
4. パスワード
セキュリティでは,不正な入力や改変を防止するため,ホームページ上に右図のような入力窓を作成した。CGIプログラムにより,決められたID及びパスワードを入力した場合のみ回答することができる。
3 運用
教育センターのUNIXサーバで動作を確認した後,福島大学のUNIXサーバに転送し運用したところいくつかの問題点が現れ研究を深めることができた。
(1) パソコン活用状況等に関する調査
1. 個人情報
発信情報の責任を明らかにしデータの信頼性を高めるため,運用当初は発信者名と職員番号を入力するようホームページを作成した。しかし,職員番号は個人情報の流出につながり悪用される恐れがあると判断し,職員番号の入力窓をなくし回答者名のみとした。
2. システムエラー
外部サーバを借りて運用をはじめ2週間が過ぎて,データの増えない時期があった。調査したところ本システムの動作が停止しており,発見前2日間に送られてきたデータを蓄積させることができなかった。(急いでホームべージにお詫びと再入力のお願いを載せたので大事に至らなかった。)明確に原因を突き止めることはできなかったが,サーバが一時停止したことに原因があると思われる。
対応策として,回答日時を自動記録させること,回答者に連絡できるE‐Mailアドレスを入力してもらうこと,蓄積したデータを再度回答者に表示し正常に記録したことを知らせることなどが必要となる。また,本システムを作動させている期間は,頻繁に動作確認用のデータを送ることも必要である。
3. サーバ上のディレクトリ管理
プラウザでサーバにあるディレクトリを指定すると,そのディレクトリ内にあるファイルのリストが表示されてしまう。リストが分かれば,簡単に情報を覗くこができる。ファイルの属性を指定するか,そのディレクトリ内にダミーのIndex.htmlを作成する事が大切である。
(2) 集計・処理
集めた情報は,FTPプログラムを用いて教育センター内のコンビュータに転送しCSV形式で保存する。保存されたデータには,特殊な記号や形式が含まれる場合があった。そこで,次の方法で集