研究紀要第119号 「情報ネットワークの教育活用に関する研究」 -088/117page
いない。そこで,生徒が得たデータを新たな情報として教材に加えていくことができれば,さらに観察・実験などの直接体験と連動した教材になると考える。
(2) 開発内容
1. 全体構成図
2. 画面および機能の紹介(一部)
○ 画面の説明・配慮事項
ソフトを起動するとスタート画面が現れる。この画面をクリックするとトップメニュー画面に移る。トップメニューからは次の4つを選択できる。
「観察記録の整理」
生徒が身近に見られる草花の観察記録を追加し,個人あるいはグループで観察記録をデータベース化していく。また,観察記録から必要とする資料を抽出することができる。
「草花の科名検索」
興味・関心に応じた発展学習として,草花の特徴から科名を検索し,さらに植物図鑑を用いて調べる等の活動を支援する。検索条件の入力の際に出てくる用語の解説についても参照できるようにした。
「学習内容の確認」
単元を通して学習した基礎的・基本的内容の定着に向けて,生徒が確認間題にチャレンジするものである。問題の内容を編集したり,新たに付け加えていくことができる。慣れてくれば生徒が自分たちで問題を作成することが可能であると考える。
「学習資料の閲覧」
植物の働きについて,写真などでは分かりにくい内容を動きのある資料(動画を再生)で解説する。
○ 画面の説明・配慮事項
データ参照部(記録閲覧と一覧表示)とデータ管理部(更新と追加)に分け,データ管理はパスワードを用いて制限した。