平成11年度 研究紀要 Vol.29 研究紀要126号 -075/076page
[分類基準F3-01]
テーマ
基礎学力向上のための授業改善に関する実践的研究― 思考活動を活発にする教材の工夫・改善 ―
要 旨
理科,技術・家庭において,思考活動を活発にするために,科学的な思考の要素に着目して教材・教具を工夫・改善し,実践研究を行った。その結果,視覚や聴覚により数量化を助ける教材,関連づけて考え原理・法則の理解を図る教材,得られた結果から比較したり分類したりする思考を促す教材など,科学的な思考の要素に着目して工夫・改善した教材が,児童生徒の思考活動を活発にすることに有効であることがわかった。
[分類基準Fl0-01]
テーマ
ネットワークにおけるデータペースの運用要 旨
コンピュータの利用形態は,スタンドアロンからネットワークに急速に移り変わりつつある。ネットワークの人きな特徴の一つは,情報(データ)を共有できることにある。データを共有した場合に,最も有効にネットワークの特長を生かすものは,データベースである。しかし,すべてのユーザーがデータペースアプリケーションを操作できるとは限らない。そこで,データペースの検索などをWebページ上から行うシステムを設計・開発した。
[分類基準F10-02]
テーマ
教育用ソフトウェアの開発―小学校社会科における福島県の学習を支援するデータ変更・追加型マルチメディア教材の開発―
要 旨
授業の中で積極的にコンピュータを活用するよう学習指導要領に明記され,県内の公立学校においても,その環境整備が行われている。しかし,授業の中で手軽に活用できるソフトウェアは不足しているのが現状であり,その開発が求められている。本研究は,このような要請に応えていこうとするものである。なお,ソフト開発に当たっては調べ活動,発表活動など様々な学習活動に対応できるよう配慮するとともに使いやすさを心がけた。
[分類基準F10-01]
テーマ
学校インターネツトの効果的活用―自動メール返信機能付きアンケートシステムの開発―
要 旨
近い将来,全ての学校がインターネットに接続され,電話やFAXと同じように,インターネットが重要な情報手段となるような時代が到来しようとしている。このような状況のもと,現在主として郵便を利用して行われている教育関係機関と学校でのアンケートの実施。各種申し込み,報告などをインターネットを利用して行うことができれば,業務に関わる時間の短縮,経費の節減,事後の集計の効率化などが図れると考え,研究実践を行った。