研究紀要第133号「開かれた学校づくりの推進」- 012/069page

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 しなかった・しない予定  4校
 試行であること,事前に公表しないことを前提に実施したので。

H 「評価票1の試行結果をどのように活用したか。」

 結果を共有し,改善策についても全職員で共通理解を図った。
 子ども,教職員三保護者の意識のずれを知り,学校経営の改善を図る。
 学校便りや集会で学校の課題解決に向けた地域・保護者の取り組みを促した。
 児童生徒理解に活用した。また11月の個別懇談の材料として活用した。
 校務運営委員会で活用した。
 教育改革の流れに平行して,職員会議の折りに説明した。
 次年度教育課程編成に生かすため早期に着手できるものから改善している。
 3学期のへの取り組み,来年度の教育課程編成へ活用予定。
 結果を処理し全教職員に配付。今後重点的に取り組むべきものを抽出し2学期の重点指導事項として位置付けた。

I「評価票1の有効性や問題点について。」

 学校,家庭,地域の連携が強化され,開かれた学校づくりにきわめて有効であると感じた。
 もう少し,回答者が取り組みやすい内容,項目数になればと思う。
 学校のみの評価でなく,生徒自らの評価や保護者自らの評価がないと,協力してよりよくしていこうとする態度が育たない。関心の薄い人ほど,評価が厳しくなる傾向があり,有効性が問われる。
 教師だけより,より客観的にとらえられる。
 学校評価の結果を基に,改善できる,しなければならないという視点が明確になった。
 説明責任や学校評価についての意識が高まった。
 教職員自身が自己を見直す点から大変よかった。
 量が多いため学期末実施で次の学期までに対策を考えるという時間的ゆとりがないとできない。
 教育活動の問題点を明らかにするためには有効であると思うが,項目を絞り,結果が容易に公表できるようにするとともに,学校改善につながるものにしたい。
 今後の教育活動方針を明確に打ち出すための資料となる。

J「評価項目数はどうであったか。」

 
多すぎる
これでよい
少なすぎる
教職員用(30問)
3
11
0
児童生徒用(20問)

4

9
0
保護者用(20問)
3
10
0

【学校評価票2について】

K「評価票2をどのような内容で行ったか,試行してみてどうであったか。」

 試行した内容
 あいさつ運動
 保護者等との連携について
 基本的生活習慣の育成
 読書活動の推進
 チャイム着席,次時の授業準備,忘れ物の指導。
 不登校への対応
 重点目標の実践
 基本的な生活習慣の確立
 
 やってよかった。  5校
 評価票2を作成するためには,具体的な手立てを明らかにする必要があり,これまで学校がいかに抽象的な目標のもと漠然と教育活動を行ってきたかを痛切に感じさせるきっかけとなった。
 課題に対する取り組みが具体的かつ明確になった。
 生徒の意識が高まり,改善が見られる。
 「情報の発信収集」が計画段階から位置付けられ,家庭,生徒の生の声を聞くことができるとともに家庭への説明や啓蒙が効果的になされた。
 本校の最大の課題である不登校問題に組織的な対応ができた。また教頭として,この票をもとに担任や学年主任に指導助言に当たることができた。
 まあまあよかった。  4校
 改善にはつながったが,学校評価1の他に,アンケート調査等の情報発信,受信が頻繁になりすぎたように思われた。
 まだ分からない。  2校
 計画を作成するのみで終わってしまった。
 現在進行中ですので以下の質問には答えられない。
 やらなくてもよかった  0校

L 「評価票2への職員の取り組みはどうだったか。」

意欲的であった。
2校
まあまあ意欲的であった。
5校
よく分からない。
1校
あまり意欲的ではなかった。
1校
理由や状況等
 担当には急なことでとまどいも感じていたが,年間に位置付ければ,より効果的になると思われた。
 教職員間の共通理解と共通行動が大きなポイント。
 評価1の結果をふまえたので保護者も協力的であった。
 内容的にも危機感を持ち,早め早めに学年体制で取り組んだ。
 あるべき姿を明確にした取り組みにより,全教職員が共通理解に立てた。
 一つに絞ってやったので,その教科については意欲的に実施できたが,複数の部会にまたがってやると,時間的にも多くかかり,負担に感じる教師が多く,形式的になりやすい。

M 「評価票2の試行結果を公表したか。」

結果を全部公表した。
2校
一部公表した。
3校
公表しなかった。
3校
 
 学校評議員に一部公表した。
 学年対応であり,学年便りで知らせた。特に反響はない。
 各段階で情報を発信受信しているので特別に公表するということは必要ない。

N 「評価票2の有効性・問題点等について。」

 学校評価1,2について,今回同時期に実施してみたが,それぞれの実施時期をいつにするかにより,二つの組み合わせも負担が少なく実施可能で,有効であると思われる。
 次回は,試行前に子どもと保護者と十分に連携をとり

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