福島県教育センター所報ふくしま No.11(S48/1973.6) -020/025page

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センター研究・研修計画紹介

昭和48年度の研究・研修計画

研究相談部
◇教育研究
1 方針
(1)全国的な研究の動向をとらえ,実践上必要な基礎的,専門的な問題を研究する。
(2)要望に応じかつ自主的研究を援助するため,研究方法,解決資料の研究をする。
(3)研究成果を研修講座に活用し,研修活動の充実をはかる。

2 研究主題
(1) 学校経営改善に関する研究完全学習をめざして,「機能的な構造で,統制され,体系化された活動」をする学校経営のあり方
 ○方法実態資料の分析研究。対象小・中・高校
(2) 教授組織に関する研究
 協力体制で本質的恋授業を展開するため,「計画の共同作成,集団の再編成,教師の役割分担」のあり方
 ○方法実験学校による実証的研究。 ○実験校小・中校3校
(3)福島県診断標準学力検査間題の研究
 診断的性格を帯びた福島県で標準化した学力検査問題の作成
 ○対象中校1〜3年。 ○教科国語・社会・数学・理科・英語
(4)児童・生徒の社会認識に関する研究
 社会認識について,どのようた機会に,どんな事象にふれ杜会認識を形成するかの究明
 ○方法質問紙・面接調査による研究。 ○対象小・中・高校
(5)教育相談に関する基礎研究
 現場における教育相談の実態をとらえ,類型別に分析検討しての診断・処置・治療のあり方
 ○方法事例の分析研究。 ○対象小・中・高校
(6)学習指導改善に関する研究
 教育内容,方法・技術の相互作用の面からの教材・教具の開発
 ○方法実験的研究。 ○対象小・中・高校
(7)教育研究法に関する研究
 各種学習指導法の理論,その展開過程の取り扱い方
 ○方法事例研究。 ○対象小・中・高校


◇教育相談
1 方針
(1)臨床的研究を深めるとともに,教員の研修を行なう。
(2)教育上の間題について相談に応じ,また,学校における教育相談活動の援助を行なう。
(3)他の専門機関と連携をとり,相談および研究を行なう。

2 内容
(1)小・中・高校教員を対象とする教育相談講座
(2)児童・生徒の教育相談(来所または書信・電話による)

◇教育資料
1 方針
(1)教育図書および資料の充実・収集を計画的に行なう。
(2)研究成果の普及および文献・資料等のあっ旋・提供を行なう。
(3)各学校・各教師等の研究成果の展示・紹介を行なう。

2 内容
(1)教育図書・教育資料の整理・保管・充実
(2)図書・資料の貸出(1回2冊3週間を基準)
(3)研究物等の展示・紹介
(4)教育センター所報の発行(年5回)
(5)研究報告書の刊行(研究主題の成果を研究紀要として集録)


◇福島県教育史の編さん
1 方針
(1)福島県の発展の中で,本県教育の果たしてきた役割を明らかにする。
(2)本県教育の特殊性を明らかにする。
(3)現場の教育実践や研究,教育思潮等を明らかにする。

2 内容
 史全5巻,本年第3・第4巻刊行予定

教育研修部
1 方針
(1)経営管理,教科指導等について,専門的内容を深める研修を実施する。
(2)理科,音楽,図工,美術,家庭,技術・家庭等については,実験・実習・実技を主とした研修を実施する。
(3)主題研究・演習・協議等により,みずから研修を深めるようにする。

2 運営
(1)研修生は学校長の推せんにもとづき,教育センター所長が決定する。
(2)研修生の旅費は教育センターにおいて支給する。

3 講座内容


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