福島県教育センター所報ふくしま No.17(S49/1974.9) -016/026page

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 +Y 軸を0°として時計方向であればその実数値はマイマスで反時計方向に回転させたいときは,その実数値はプラスとする。

  MIN   軸の一番始めにつけたい目盛の値を実数で記入する。

      普通は0.0でよい。

  D    0.1でよい。

  IN   普通1.0と記入すればよい。

(E2) X =(2,3,6,7,7,9)

    Y =(4,9,3,4,9,6)というデータのグラフは

      DIMENSION X(15),Y(15)

      READ(5,10)(X(1),I=1,6),(Y(J),J=1,6)

10 FORMAT(6F4.0/6F4.0)

  X(7)=0.0

  Y(7)=0.0

  X(8)=0.1

  Y(8)=0.1

CALL SET

CALL PLOT(0.0,−50-0,−3)

CALL AXIS(0.0,0.0,3HXXX,−3,100.0,0.0,0.0,0.1,1.0)

CALL AXIS(0.0,0.0,3HYYY3,100.0,90.0,0.0,0.1,1.0)

CALL LINE(X,Y,6,1,1,42)

CALL PLOT(0.0,0.0,999)

  WRITE(6,20)(X(1),I=1,8),(Y(J),J=1,8)

20 FORMAT(1HO,20X,6F10.0,5X,5HX(7)=

              F4.0,5X,5HX(8)=F8.4/,

  *21X,6F10.0,5X,5HY(7)=F4.0,5X,

                    5HY(8)=F8.4)

  STOP

  END

グラフ

 上の実例の枠内のものがX-Yプロッタを動かすプログラムである。

 枠外のものはフォートランというコンピュータ言語である。

 このフォートランの部分は第3研修部員が協力することになっているので,実例を参考にして下の問題をためしてみることをおすすめする。

 (問題)

    つぎのデータをグラフで表示せよ。

     X=(2,3,4,5,6,7,8,9,10)

     Y=(9,9,8,7,6,4,3,2,1)

 さらに詳しく知りたい方は「BOS FORTRAN 文法編」と「PSL 解説書」(プロッタ・サブルーチン・ライブラリー)を参照しなければならない。

 なお,フォートランを知っている方は,下図のようにフォートランと併用できるので,減衰曲線などのプログラミングをこころみてはどうかと思う。

   CALL SET

   DO 10 I=1,360

   X=I

   B=X*3.14/180.0

   Y=SIN(B)*50.0

   X=X/4.0

   CALL PLOT(Y,X,2)

 10 CONTINUE

   CALL PLOT(0.0,0.0,999)

   STOP

   END

曲線

 他県の情報処理教育センターではX-Yプロッタの講座を組んでいるところもあり,さらにはドラフターという自動製図機を導入して家庭科のデザイン,農業科の測量などと,広く図形処理をとり入れているという。

 当部も大方の理解を得て,デスプレーなど多様な出力装置を設備し,情報処理の機能を高めていきたいと願っている。


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