福島県教育センター所報ふくしま No.18(S49/1974.11) -017/025page
(イ) ピアノによる例
○ メロディーを含む分散和音伴奏 − 楽譜5-a、b、c○ メロディーを含まないリズミカルな伴奏 − 楽譜 6
楽譜 6
(ウ) 電子オルガンによる例
楽譜 8-a 楽譜 8-b (3) リズムパターンを考える。
楽譜9には、4分の4拍子の例をあげたが、3拍子、6拍子・・・等数多くのパターンが考えられる。(4) 変化のあるハーモニーを考える。
(ア) 借用和音について
1つの曲に使用される主要三和音(I・IV・V(V 7 ))のみでは和声感が単調になりやすいので、伴奏の途中に近親調の和音(借用和音)を挿入することにより、さらに変化のあるハーモニーが生まれる。 − 楽譜10、11、楽譜5-b、Cの( )がきを参照。楽譜10は、原曲のa'、すなわち終止形の部分でC;、IV→V 7 →I という和音連結をC; ll 6 →V 7 →Iとしたもので、終止にはいる場合、IVの代理として用いられる。
※楽譜11は単に和音づけとして大譜表をのせたが、→印の部分(右手高音)を笛のオブリガートに活用し、メロディーとの重奏に、またバスの部分(左手)を低音楽器や電子オルガンのペダル鍵盤に分担奏させる方法等が考えられる。