福島県教育センター所報ふくしま No.21(S50/1975.6) -010/025page
図ー6 地球・太陽・星(座)の位置(運動)関係を思考する方法
図ー8 地球から見た惑星の方位の変化(順行から留,そして逆行への変化)いた簡易製作物によっても,その目的を達成することが可能である。
図ー9 地球・太陽・月・星(座)の相互関係を画用紙をもちいて思考させる方法(1) 画用紙による場合は,図ー9のように,白画用紙1枚と円二形に切った大小2枚の色画用紙(2枚とも別の色がよい)を 2 のように,下側から画鋲をさし自由に回転できるようにする。この装置は,前述した装置と同様になる。(モータードライブは含まれないが)。さらにもう2本の画鋲も図のようにセットし,油粘土を丸めてのせて,あとは前述した3の(1), (2), (3)と同じように実験すればよい。
しかしながら,大きな円板を1回転したときに小円板も同様に回転するので,モーターを使用した前の装置より不便であるが,考え方によっては,かえって効果がある場合もある。それは,天体の実際の運動と一致しないということによってモデルの修正が必要になり,当然,西から南を通り東への運動(3 の(1), (2)の運動)を考えざるを得ないことになるであろう。
(2) OHPをもちいて図ー10のような方法でも(1)と同様効果があると思われる。
図ー10 地球・太陽・月・星(座)の相互関係をOHPで思考させる方法5. おわりに
紙面の関係で言いたりたい面がかなりあるようにも、留、われますが,不明の点はセンターに問いあわせられたい。
ぜひ,利用され,ご意見をいただきたい。