福島県教育センター所報ふくしま No.25(S51/1976.2) -003/026page

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(4)学級や学校の図書委員になったことがあるかどうか。

(5)学校または学級全体を相手に話をしたことがあるかどうか。

(1)言語の学習が次のことがらによって害されているかどうか。
 ア 近視  イ 難聴  ウ どもり
 エ 生きき オ その他の身体障害

(2)言語の習慣について,次の点に関する反省をする。
 ア 日常の話し方(かっぱつに話す,普通,あまり話さない 以下同じ)
 イ集会における話し方
 ウ日記・反省録・創作の習慣(たくさん書く,普通,あまり書かない)
 エ教科書以外の読書(たくさん読む,普通,あまり読まない)

3.言語文化について

(1)ラジオ・テレビなどを―日平均何時間ぐらい視聴するか。 ( 時間)

(2)ラジオ・テレビのどんな種類の番組を多く視聴するか,その名を書く。

(3)新聞を毎日読むか。 (読む,読まない)

(4)どの新聞を多く読むか,おの名を書く。

(5)新聞のどの部分を多く読むか。その名を書く。

(6)―か月に何冊ぐらい本を読むか。 ( 冊)

(7)どんな種類の本を多く読むか。その名を書く。

漫画を読むか。(読む,読まない)

○石井氏はさらに,中学校初年級の生徒の言語経験を教師が評価するものとして次の例を挙げてい る。

1 落ち着いた自然の態度で話を聞くか。 (正,否)

2 大ぜいで話を聞く場合の態度ができているか。

3 未知の人との話し合いの態度ができているか。

4 こみ入った話の内容を正しく問き取ることができるか。

5 人の話を批判的に聞くことができるか。

6 会議に参加して適切に聞くことができるか。

7 話をする場合,発言ははっきりしているか。

8 声の調子や遠さは適当であるか。

9 話題は豊富であるか。

10 辞書や参考書が適切に利用できるか。

11 進んで読書しようとする意欲があるか。

12 書物の取り扱い方は,正しいか。

13 必要に応じて適切な文章が香けるか。

14 漢字ほ,どの程度読み書きできるか。

15 文章の理解は確かであるか。

16 必要に応じて速く読むことができるか。

17 必要に応じて正しく音読できるか。

18 語いの数ほどの程度か。 (豊富,普通,貧弱)

これらを参考にして,項目を加除して調査すれば,個人はもちろん,学級や学年としてのおおよその傾向はとらえることができよう。

次に,国語能力を「聞く・話す,読む,書く」の領域別には握するための項目を挙げる。

○読むこと

この中で,生徒の読解方をさらに細かくみようとする場合には,試案ではあるが全国教育研究所連盟で出している次の表が参考になる。

1 文意理解力

(1)順序をおさえて読むカ
(2)概略を読みとるカ
(3)表現に即して読みとるカ
(4)読みの過程において問題を発見し,考えながら読むカ
(5)自分の経験と結びつけながら読むカ
(6)読むことに興味をもち,自分から進んで読もうとカする
(7)要点をおさえて読むカ
(8)段落を読みとるカ
(9)必要な細部を読みとるカ
(10)さし絵,グラフ,地図,写真などを文章と結合させて読むカ
(11)目的に応じて多様な資料を読むカ
(12)目次,索引,図表などによって,必要な箇所をさがすカ
(13)主題や要旨をつかむカ
(14)要約するカ
(15)日的と必要に応じて多様な読み方をするカ

2 批判カ

(16)読んで感想をもち,それを表現するカ
(17)自分の立場から批判的に読むカ
(18)自分の読みの生活を内省するカ

3 鑑賞カ

(19)すきなところやおもしろいところを抜き出すカ
(20)情景や人物の心情,性格などを読みとるカ
(21)場面や情景を思い描くカ
(22)表現のすぐれたところを読み味わうカ

○書くこと

作文についての実態をとらえるには,次のような項目が考えられる。

ア表記

漢字,ひらがな,かたかな。口ー字の使い分


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