福島県教育センター所報ふくしま No.26(S51/1976.6) -010/034page
この方法は,青山学院大の間野教授の発案されたものである・・・・・・とうかがっている。
(EX)つぎのプログラムを実行したとき,それぞれの変数に格納される数値を下表に記入せよ。
A B X このとき,結果はどのように印刷されるか下欄に記入せよ。
トレース(実行の状態を,学習者がコンピュータに代って自らを制御しながら数値変化の過程を追っていくこと)は,それぞれの「文」の機能をいつしか再確認しているという学習効果を持っている。
DATA 2・2 3・3 4・4 0・0 (EX) つぎの場合をトレースせよ。
X=4・4 Y=8・8 W=X X=Y Y=W
X Y W (5ステップのものを1ステップ毎に記入させてみる よって次のようになればよい)
X Y W 4・4 ? ? 4・4 8・8 ? 4・4 8・8 4・4 8・8 8・8 4・4 8・8 4・4 4・4 (その4) 流れ図になじませること
- AとBの大きさを比べて,大きい方をAに,小さい方をBに入れる。
- A が5ならば A+Bを A が8ならば A/Bを Aがこれ以上のときは0をXに入れる。
- Aに1づつ加えて行き,Aが100以上になったら計算を終る。
- 1+2+3+・・・・・・+100を計算してNにしまう。
などを 類題 を多くして,ひとつのパターン(ある種の問題をとく定型のようなもの)を体得させるのがねらいである。
そして,ときにはつぎのような問題を検討させるのも面白い。
つぎのプログラムを流れ図になおせ。
各校では,より以上のアイデア,熱意などによりもっと上手な壁やぶり法をおもちのことと思う。
各校での成功例がありましたら御教示ください。
まとめて,「情研だより」により皆様にお知らせしたいのです。御協力お待ちしています。