福島県教育センター所報ふくしま No.28(S51/1976.10) -016/026page

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展開

・ (X+a)×b=c

 X値を求めさせる。

プログラム
シート

構造図による個別学習

プログラム
シート

線分図による個別学習

・ (X+a)×bとX+a×bが等しいものでないことに注意させる。

終末 ・ (X+a)を1つの数とみて問題を解決できることについてまとめさせる。

 

 まとめ

・ 答えの正しさを問題に即して調べる。

・ (X+2)×8=120
において(X+2)を□として1つの数とみなすことができるようにする。

□×8=120

 4 プログラムシート学習による実験群の指導例

4 プログラムシート学習による実験群の指導例

 5 プログラムシート学習による統制群の指導例

5 プログラムシート学習による統制群の指導例
5 プログラムシート学習による統制群の指導例

(2)検定と考察

 1 授業と考察

 実験群には,まず文章題を構造図に表わすいろいろなきまりを指導した。これはあまり複雑にしないで,演算記号を含めた矢印や○印の意味とその説明単位関係等学級の実態に応じて,初歩的なものにとどめたので構造図の導入にはあまり抵抗がみられなかった。第5学年における「問題の考えかた」の内容はすべて2段階思考に関するものだけであり,構造図を用いた方が数量関係をとらえるのに容易であった。

 面積に関する問題などでは,線分図で表わすことは困難であるが構造図を用いると簡単に表わすことができるので,線分図よりも適用範囲が広いと思われる。

 以上のことは2段階思考に関する文章題の範囲におけることであって,それ以上複雑な問題にも適用


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