福島県教育センター所報ふくしま No.32(S52/1977.8) -019/033page

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C. 学習環境
(1) 活気があり学習するふんい気がある。 このくらいのものだと思う。 学習するムードが全然ない。
(2) 全然うるさくはない。 うるさくて学習が身に入らないときがある。 うるさくて学習することができない。
(3) 困ったとき友人にいつでも相談する。 かんたんには話をする。 相談する友人がいなくひとりで考えてしまう。
(4) 独立した勉強部屋がある。 兄弟,姉妹と共有の部屋がある。 部屋がなく居間で学習する。
(5) いつも親身になって協力してくれる。 考えてはいてくれるようである。 全然協力などしてくれない。
D. 精神身体の健康
(1) そんなことはない。 身が入らないときもある。 それが気になって勉強が身に入らない。
(2) 勉強すれば学カが上がると思つている。 だめだとは思わないが… いくら勉強してもだめだと思つている。
(3) すぐわすれてしまい,くよくよしない。 少しは気にするときもある。 全然気にしない。
(4) じっくりおちついて学習できる。 むずかしいとあきてしまうときがある。 おちついて学習などしていられない。
(5) そんなことはない。 気にするときもある。 心配で勉強が手につかない。

イ AAIに関するもの
    偏差値      段階
    65以上       5
    55〜64       4
    45〜54       3
    35〜44       2
    34以下       1

ア. AAI(学習適応性検査)結果 [表3]
ア. AAI(学習適応性検査)結果 [表3]

意識調査結果(その1) [表4]
意識調査結果(その1) [表4]

(2) 検証と考察

(1) 授業の考察

ア. AAIの結果により,学業生活の実態について自己理解させたが,客観的なデータであったので,自分の長所,短所を正しくは握させることができた。

イ. グループカウンセリングは気楽に本音が出せるようなムードを作っていったので,悩みについても素直に話しあいをさせることができた。
上,中,下位群とも話しあいは活発であったが特に下位群はカウンセリングの効果がみられた。

ウ. 先輩のアドバイスの録音は領域毎になっていたので興味をもって聞き,学習方法,自主的学習態度,意欲の向上に大きな指針とたった。
したがって,その後の話しあいが活発に効果的に行なわれた。

エ. カウンセリングや話しあいの中で,自己評価表を活用させたので,学習態度についての自己理解が深められ,自主的学習態度形成のための自己指導にも深まりがみられた。

(2) 事前,事後テスト結果


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