福島県教育センター所報ふくしま No.34(S52/1977.12) -007/026page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

調査結果
(2)  一酸化炭素測定器具,二酸化炭素測定器具,飲料水検査器具の充実率が低い。
調査結果

5. 保健学習の評価(評定)

(1)  ぺーバーテストと学習態度を総合して評価(評定)している。
保健学習の評価の調査結果
→ぺーパーテスト・学習態度(学習中の発表)・レポートを総合して評価(評定)をしている。
→ぺーパーテストだけで評価(評定)をしている。
(2)  「保健と体育の評価(評定)を別にしたほうがよい」が半数に近い。
保健学習の評価の調査結果

 6. 保健学習担当者の意識

(1)  「保健体育」以外の免許状をもっている保健学習担当者が約3分1程度いる。
保健学習担当者の意識の調査結果
その他(英語→8%,技・家→7%,社会→4%美術→3%,.数学→3%,音楽→2%,国語・理科→3%)総数254人
(2)  「大切な内容であるが十分な指導までいかない」とするものが3分の2程度である。
保健学習担当者の意識の調査結果
 大切な内容であるが十分な指導までいかない。
 実生活に直接かかわる内容なので積極的にとりくんでいる。
 体育に重点をおくため教材研究の時間がなく多少重荷に感じている。
(3)  保健の学習指導等に関する研修会(講習会)に「参加したことがない」が半数に近い。
保健学習担当者の意識の調査結果
(4)  保健の学習指導等に関する研修会(講習会)に「今後参加を希望する」が大多数である。
保健学習担当者の意識の調査結果
(5)  研修を希望する主な内容は「実験・実習を中心としたもの」「教科書の指導内容的なもの」が多い。
調査結果(研修を希望する主な内容)

 7. おわりに

 この調査は,福島県教育センターの中学校保健体育講座を受講した90校の保健学習担当者に回答を依頼したものである。

学校規模 全学校数 抽出校数 回答校数 回収率

 〜11

159

42

38

90.5%

12〜18

61

28

26

92.9%

19〜35

41

20

19

95.0%

 また,この調査の質問項目は,埼玉県立教育センターの松本宗彦・乗橋荒雄が研究報告書「保健学習の現状と課題」を作成するさいに設定した項目を使用したものである。

 なお,この資料は昭和53年度の中学校保健体育講座の保健分野の基礎資料として,講座内容の充実のために活用していきたいと考えているが,それぞれの学校の実態に応じて保健の学習指尊を充実させるための資料として活用していただければ幸いである。

参考資料
保健学習の現状と課題 埼玉県立教育センター1975

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育センターに帰属します。