福島県教育センター所報ふくしま No.37(S53/1978.8) -022/030page

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指導のくふうも大事であると考える。

(3) クラス全体の大まかな変容はつかめたが,個々の問題についてはくわしく分析することはできなかった。

(4) 漢字によっては,字義から教えた方が効果があるもの,構成から理解させ習得させる方がよいものがあるように思われる。

(5) 学習後の子どもの意識調査からみて,漢字学習への関心は高まったと言える。学習のねらいと子どもの実態に合わせ,どのようなくふうがより子どものためになるのか今後の研究の課題として取り上げていきたい。

6.参考文献

教育研究法 福島県教育研究所
漢字の教え方,学び方 友野― さ・え・ら 書房
所 報 福島県教育研究所
漢字指導の計画と展開 須藤久幸 明治図書
国語教育No.98,No.122 明治図書
これからの漢字指導 田中久直 新光閣書店
教育研究の実践 福島県教育センター
教育研究,32巻5号 初等教育研究会

7.検定に使用した問題

(1) 事前テスト,事後テストの問題

・次の文中の     の部分の読みがなを漢字になおして書けますか。

1 じこ の―生について人にかたったことを記録した書物
2 徳川 ばくふ は,アメリカへ軍かんを派けんする
3 じょう 気は,百馬力でした。
4 しき 官は,勝りん太郎でした。
5 西洋を信ずる気持ちが ほね にまでとおっていたからだろう。
6 フランス語の つうやく をする。
7 交通事こで しぼう したのは去年のことです。
8 使節団に加わって,ヨーロッパ しょこく を回りました。
9 大とう領に しゅうにん したのは,1789年のことでした。
10 しんぷんを そうかん したのは,明治15年です。

(2) は持テストの問題

・次の文中の     の部分の読みがなを漢字になおしましょう。

1 ほね 組のしっかりしたたてものです。
うで,足,胸,がい こつ などもありました。
2 きず口にばん そう こうをはっておこう。
しんぷんを そう かんしたのはいつのことです
3 交通事こで しぼう したのは去年のことです。
平氏が滅 ぽう したのは,1192年のことでした。
4 鎌倉 ばくふ から江ど ばくふ まで続いた。
プロ野球も,間もなく開 まく になるでしょう。
5 フランス語の つうやく をする。
この本の やく 者は屋上政治という人です。
6 ときには, じこ の気持ちをおさえることも大事でしょう。
ちき とは,自分をよく知ってくれる友人のことをいいます。
7 そうり大臣に しゅうにん しました。
東京の会社に しゅう 職しました。
8 じょうき 汽かん車を発明したのはスチープンソンという人です。
そのままにしておくと, じょうはつ してしまう。
9 オーケストラの しき 者は白井さんです。
2学期はもっと自分の方をはっ してほしい。
10 ヨーロッパの しょこく を回りました。
しょ 君も数年後にはアメリカへ行けるでしょう。

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