福島県教育センター所報ふくしま No.38(S53/1978.10) -024/030page
(3)関連と発展
(4)単元の目標
(5)指導計画
(6)本時の学習指導
a 本時のねらい
b 目標行動
c 下位目標行動
d 指導のねらい
e 機器の位置づけ
※ a〜bは省略6 反省と今後に残された問題点
1.よくなってきた点
(1)毎回,研究視点を設定し授業のねらいやチェック項目を意識して授業に取りくんできたことにより,研究のなかみに深まりがみられる。
(2)単元全体の事前テストやポストテストの実施により,既習事項のつまずきや,末学習事項に対する考え方の傾向などをは握することができ,その結果をレデネス調査や指導過程に生かすことが可能になった。<児童の実態に即した授業>
(3)チェックの方法がアナライザーに頼ることなくその内容に応じて,いろいろとくふうされるようになってきている。
(4)授業後の児童の感想カードから,児童の授業への参加のし方や児童の立場からの授業のあり方が見なおされるようになってきている。
(5)教師作成のTPや児童作成のTPに,―段とくふうが見られるようになってきた。
2.今後,努力していかなければならない点
(1)実態をとらえた後での指導のあり方にある程度成果は認められるようになったが,まだまだ,児童理解の方法やとらえた後の指導のあり方に問題が残る。
(2)事前テストを実施しないと授業案が作成できないほどになってきているが,本当に本時の指導に活用されたのかを検討しなければならない。
(3)事前テストの内容,方法が知識技能やペーパーテストにかたよっていたので,その内容,方法についてくふうしなければならない。
(4)重点下位目標行動の設定により,重点的にチェックしなければならない項目がとらえられるようになったが,両者の関連や重点下位目標行動の洗い出しなどは,もっと研究を重ねていかなければならない。
(5)感想カードにより,児童の考えがつかめるようになったが,そのカードの活用のし方には問題が残っ ている。
(6)授業の改善により,個別指導にカがはいってきているが,相互学習(小集団)への手だても考えていかなければならない。
5 おわりに
研究の成果として述べるには,時期尚早であるが,本校の研究集録(第1集@第7集)をふりかえりながらまとめてみました。
授業の質の改善をとおして研究主題にせまるための努方をしていることは確かなのだが「その成果は」となると,まだまだ積み上げのたりなさを痛感せざるを得ない。
つたない報告ではあるが,諸先生方の御指導をいただき,更に研究を深めていきたいと考える。