福島県教育センター所報ふくしま No.39(S53/1978.12) -017/030page

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(図1) 学校種別教育機器所有率
(図1) 学校種別教育機器所有率

(図2) 視聴覚教育施設の設置率
(図2) 視聴覚教育施設の設置率

機はカセット型が69.8%をしめ,テレビ関連機器はカラー化が目立ちテレビは66。5%,VTRは55.6%,テレビカメラは15.6%がカラー型のものである。なおVTRの44.6%はカセット型が導入されている。また,反応分析装置は固定型のものが可搬型を上まわっており,LLは中学校では簡易型が高校は固定型が多い。

スクリーンは小・中学校では固定型が高校は移動型が多く設置されている。

視聴覚教室については小学校は兼用が,中・高校では専用が多い。

(4) 教育機器の所有状況の推移

<表2>は昭和49年に県教育庁総務課が行った調査結果にあわせて今回のデータを比較するために入れたものである。

調査方法が異なるのではっきりしたことはいえないが傾向としてとらえてみると,16ミリ映写機,8ミリ映写機は横ぱいで,テレビはモノクロからカラーへと変わり数も増している。またテープ式録音機・OHP・VTRともにかなりの割合で増加していることがわかる。

<表2>おもな機器の保有率の変化


16ミリ映写機 8ミリ映写機 テレビ(白黒) テレビ(カラー) テープ式録音機 シート式録音機 OHP VTR
小学校
49年
52年
増加率

42
60
1.4

72
91
1.3

438
343
0.8

166
442
2.7

206
464
2.3

159
279
1.7

353
682
1.9

23
42
1.8
中学校 49年
52年
増加率
54
65
1.2
91
105
1.2
136
100
0.7
57
165
2.9
365
686
1.9
263
379
1.4
530
847
1.6
43
70
1.6
   ※ 保有率=保有台数÷学校数×100
   ※ 49年―総務課調

3. 教育機器1台をどのぐらいの学級で使えるようになっているか

教育機器を授業に生かすには,いつでも使えることが条件となるが,そのためには所有台数が問題になってくる。そこで<表1>に1校平均所有数を,さらに<表3>に主な機器の1台あたりの使用できる学級数をまとめてみた。

これをみると,小・中学校では,OHP・スクリーンが1〜1.5学級に1台の割で設置されていることがわかる。

<表3>機器の一台当りの学級数

OHP スライド
映写機
テレビ
受像機
VTR スクリ
ーン
視聴覚
教室

小学校
中学校
高等学校
特殊学級
学級
1.6
1.4
3.7
3.8

5.3
4.7
5.2
4.7

1.5
4.4
5.7
1.7

25.9
15.6
10.0
60.0

1.1
0.9
3.0
3.3

23.4
15.1
21.6
60.0
    1台当学級数=回答校総学級数÷総所有数

4. 全国平均との比較では本県の教育機器の所有状況はどうか

(図3)は本県と全国平均との教育機器の所有状況を比べたものである。

全般的にみて本県の所有傾向は,全国の状況とかなり良く似ている。すなわち16ミリ映写機,8ミリ映写機,


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