福島県教育センター所報ふくしま No.40(S54/1979.2) -022/030page

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●運営組織
●学級経営
○職員会議 ●教科の指導
○経営評価 ●道徳の指導
○教職員 ○特別活動の指導

○校内研修活動

第一次評価の対象領域として,教育目標,年度の重点学年学級経営,教科の指導,道徳の指導,運営組織をえらんだ。

(2) 評価表の作成


[1] 評価単位の設定
それぞれの領域における活動の過程は,計画,準備,展開,評価が着実に行われるものとして,この 過程を各領域の評価単位とした。

[2] 評価の観点
〔評価単位の機能を効果的にはたすためには,いくつかのステップが考えられる。それを順序よく着 実に実践することによって活動が高まり充実するものと考えられる〕

[3] 評定
ABCの3段階とした。各自の考えを〔そう思う〕をAとし,〔そう思わない〕をCとし,〔どちらとも いえない〕〔わからない〕をBとしてチェックしてもらった。

評価単位ごとに自由記述欄を設けた。

評価表

(3) 評価の結果の集計・考察


[1] 集計……評価の観点に対する反応の分布を実数で表わす。職員工5名,実際に評価に参加した人数 は10名。

[2] 考察の観点……評価の観点に対する肯定値と否定値とを比較,自由記述に書かれた事を参考にし, 改善点を見い出す。

〔考察〕 

目標の設定・理解の徹底の程度についての否定面は少なく,積極的に肯定している人も少ない。
〔設定の手順・内容についての共通理解がない〕との反省意見が出されているが,教育目標について十分検討することができなかった。

一般教育目標については,毎年目標の成果を検討し必要に応じて改正及び実践の方法を考慮することが大切であると思う。

〔考察〕 

年度の重点(努力目標)は,教育目標達成の具体目標として位置づけられる実践目標である。本校では年度始めに教頭が昨年の反省にもとづき教務主任と原案を作成し,校長の指導を得て職員会に提案して協議決定する。

評定を見ると,生徒への理解,日常の教育活動での具現化等の実践面では,自分達の目標だという意織が忘れられてはいないだろうか。目標に魅力がないためか,いずれにしても設定の手統きや目標の内容について検討が必要である。


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