福島県教育センター所報ふくしま No.40(S54/1979.2) -023/030page
〔考察〕
各学年とも2学級,全体で6学級(ほかに特殊学級1)の本校では,学年内はもとより,学年間の連絡調整も円滑に行われている。
また学業指導についても随時それぞれの教科担任から活発に行われている。
学年会記録が必要である。〔考察〕
指導計画は積極的に活用している人は少ない。指導内容の精選についても,指導の効果をより高めるためにも絶えず計画を修正検討していくことこそ重要である。指導過程は生徒の自主的な学習を高めるように,今後の授業のすすめ方に積極的に関心をもちすすめるべきである。〔考察〕
道徳教育ほど,道徳教育に対する理解や関心,その計画実践において学校差の大きいものはないといわれている。
評定結果に見られるとおり,本校の場合もいくつかの問題点が見られる。
○ 〔道徳の時間〕について,指導の方法,指導過程についてのくふうがたりな'いこと。
生徒の魅力ある授業にまでもっていくことができない実態である。
○ 教材研究の不足により,主題のめざす道徳的価値について深く的確にとらえることができない。
○ 副読本だけにたよることなく,いろいろな角度から検討を加え,教材(題材)を選ぶことがたい せつである。
○ 道徳の時間と道徳教育の関連について,認識を改め,道徳教育の全体計画と指導計画を再検討し てみる必要がある。