福島県教育センター所報ふくしま No.41(S54/1979.6) -014/038page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

の授業研究のあり方を提案できればと考えている。

〔主な研修作業とその内容〕

 教育センターでは,学校経営管理,教育研究法, 教育工学,各教科,道徳,特別活動,教育相談,生 徒指導等に関する専門的な内容について研修を行い その指導力を高めて,学校や地域における教育活動 の推進に寄与できるように努めている。

 ところで,本年度は県教育委員会における教職員 研修についての体系化が図られて,当教育センター 主催研修講座の位置づけや役割も,従来にもまして 一段と明確になった。

 また,小・中・高における学習指導要領の改訂と 合わせて,講座の内容も大幅に入れ替え,あるいは 新しい講座を設けるなどして,研修者や学校からの 多様な要請にも,十分対応できるように配慮してき たところである。このような点を中心に,その状況 や内容について次に紹介することにする。

1.教育研修の体系と教育センターの役割
1.教育研修の体系と教育センターの役割
(注)専門研修1,B類型の点線は,当分の経験年数20年までの教員を対象とするものであることを示す。

 この表が示すように,教員研修は基本研修,専門 研修,特別研修で構成し,基本研修は経験年数の各 段階に即応して,職責遂行上必要な基本的知識,技 能等を統合的に習得するための研修とし,専門研修 は基本研修の基盤の上に,職務遂行上必要な専門的 知識・技能等を重点的に習得し,基本研修の成果を 発展・深化するための研修である。教育センター主 管の研修講座は,この表の専門研修1のBに位置づ けられて実施されるものであるが,研修者の教職経 験年数等に応じて,基礎的内容を中心とする1次研 修と,発展的内容を中心とする2次研修とに分けて 講座が準備されている。


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育センターに帰属します。