子どもの特性 |
つ ま ず き |
用語や記号の意味が漸次理解されていくが,まだふじゅうぶんで一般的概念的理解に達しない。 |
正方形やひし形の位置をかえると別な形に見える。
図形を感覚的にとらえているためである。 |
言語能力も漸次発達するが,表現力,読解力ともまだふじゅうぶんである。 |
文章題を解いて答えを出せても,その理由を明確に説明できない。長い文章になると,明確に読みとれない。「これ」とか「それ」という指示代名詞が何をさしているか理解困難である。 |
図解や具体物などの直観や操作を通して学ばせる必要がある。 |
線分図,情景図や面積図半具体物などを用い,具体から抽象へ,抽象から具体への橋渡しが困難である。 |
思考が局部的に反応し全体的構造的な場のは握に困難を感ずる。 |
特に数量関係の問題で,全体をとらえず,局部だけに目をつけて解答を得ようとする。 |
形式にとらわれて意味の理解をおろそかにする。 |
23.5+3.46を計算するのに
23.5
+3.46
整数の加減と同じように末位をそろえた。 |
直接結果を求めようとする傾向が強く,思考過程を反省したり,観点変更が困難である。 |
答えを求めることにのみ心が傾き,検算や,立式の思考過程を反省しない。 |
帰納や類推によって一般化することができるようになるが,根拠が薄弱である。 |
ある年の5月20日は日曜日でした。その年の9月1日は何曜日ですか。解答が出ても自信がもてない。 |