福島県教育センター所報ふくしま No.43(S54/1979.10) -018/034page

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  1. 事前・事後テストの出題のねらい
    No. 問  題  内  容 課・パート
    1 Whyに対する応答文の場合の Because (7−1)
    2 S+V+I・O+D・O(名詞) (7−2)
    3 more,most を用いた形容詞の比較表現 (7−3)
    4 助動詞 willを含む文 (8−1)
    5 現在完了(継続)〜 since (9−3)
    6 現在完了(継続)〜 for (9−1)
    7 現在完了(疑問文) (9−2)
    8 主節のあとにおかれる When clause (8−1)
    9 There are〜で始まる文型 (9−1)
    10 S+V+C(代名詞) (1 年)
    11〜12 句(前置詞+代名詞)が動詞を修飾する。 (まとめ3)
    13〜15 句がすぐ前の名詞を修飾する。 (まとめ3)
    ○(No.1〜No.8)検証授業のKey sentences
    ○(No.9〜No.10)1年時に十分習得できなかった文
    ○(No.11〜No.15)語でなく語句単位で語順の習得を調査した。
  2. 学習指導上の配慮事項
    ア 日本語訳や文法事項の説明を簡単にして内容を把掘して音読指導を効果的にする指導過程を工夫する。
    (ア) 文はsense groupごとに単純化する。
    (イ) パラグラフの中心となるKey word,sentenceをさし絵を利用して,人物,場面などから抽出する。
    (ウ) 人称代名詞や指示代名詞,here,thereなどは具体的な語におきかえる。
    (エ) 新出語は日本語化しているものや文脈の中で想像させる。
    (オ) 省略部分は補って読む。
    (カ) Hearing Test(英問英答)をして内容把握のたしかめをする。
    イ 語りかけの音読(Read and Look−up)
    (ア) 声を出して英文を読む機会をできるだけ多く指導過程の中に組む。
    (イ) 教科書から目をはなして読む習慣をつけることが第一である。1回目は教科書を見て,2回目は必ず目をはなして読ませる。
    (ウ) イントネーション,リズムに注意して単に語だけでなく,sense groupごとに意味をとりながら読んでいく。
    (エ) 読みの手順を明確にする。
       (一斉読み,グループ読み,個人読み,指名読み,黙読など)
    (オ) まとめの段階で,本をふせ,板書事項などをヒントに思い出しながら,文をそらんじる。上位群は指名読みのときは,教科書を持たないで読むようにする。
    (カ) 他の生徒が読むのをきく場合,目をとじたりして暗記につとめる。
    (キ) 物語文や対話文は相手に話しかけるように読めるとよい題材である。

(2)検証授業計画

  1. 期 間  8月〜10月     19時間
  2. 数科書  NEW HORIZON
  3. 指導計画
    Lesson 7 (5時間)
    まとめ 3 (1時間)
    Lesson 8 (5時間)
    In the library (1時間)
    Lesson 9 (5時間)
    Lesson10(1)(2) (2時間)
  4. 検証授業案
     ア 題 材  Lesson 10(1)
      Jane's Pictures of Washington D.C.
     イ 本時の目標
      「have+(jusl,already)+過去分詞」が完了」を示すことがわかるようになり,これを使って英文が言えるようになる。


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