福島県教育センター所報ふくしま No.43(S54/1979.10) -022/034page
これは,あくまで授業の中の一つの資料を TVの映像という形で手軽に利用するのがねらいで,そのため音声については,ダビングの時点で録音しておき,事前研究の中ではその音声を利用するが,授業の中では,音声を出さずに自分の授業のペースで説明するようにしている。
実際に利用してみると,予想外に使い易く,平均1分程度の資料を約20程度,短時間に選び出すことができる。(あまり長時間のテープを利用すると巻き戻し,頭出しの時間が長くなってかえって不便である。)
最近広がってきたマイコンによる頭出し機構をもつ機種なら申し分ない。
なお,素材として利用した番組は次のようなものである。
NHK学校放送 高等学校 高校生の科学 地球と人間 通信高校講座 中学校 緑の地球 理科 NHK総合 みんなの科学 科学ドキュメント (注) VTR教材のアンケート結果 (一部省略)
県中・県南地区高校 35校中33校回答(94%)
- VTR施設
VTR保有数 33校中 28校(85%)
70台(2.5台/校)
モニターTV 81台(2.9台/校)
ビデオカメラ 42台(1.5台/校)
A・V調整卓 8校(29%)
テープ保有数 30本/校
- 利 用
録画テープのリストを作っている 13校(46%)
利用状況は
利用教科
VTR活用の利点
○教科書内容を深めてゆくことが出来る。
○教材のストック
○理解を助ける。
○導入がスムーズ
○自主編成簡便
○貴重な資料データ一枝術実験等を手軽に提示
○自習時間での利用
○学習意欲を高める。
○最新情報の提示
○反復利用
○生徒の活動の再現
○記録性
○手軽に利用
VTR活用上の障害
○施設設備の不足
○テープが高価
○関心がうすい
○技術的な障害
○予算不足
○録画時間帯
○カリキュラムに合った教材
○面倒