福島県教育センター所報ふくしま No.45(S55/1980.2) -014/034page

[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

調査1 改善方策の資料

[考 察]
 校務分掌の職務内容が「よくわからない」とする数が64%におよび予想以上に高い。このことは、項目4の校務分掌遂行上の間題点として「校務分掌の職務内容の不明確」をあげている数が半数となっていることとあわせ重大なことであり、是正しなければならない。
 項目3では、担当していない校務分掌について、「大部分わからない」とする数がおよそ半数である。これは協力体制を望ましいものとする面からも「だいたいわかる」ものとしたい。
 項目5の助言指導の適切さでは「問題点ない」とする数8で73%に及んでいるが、助言指導が「たりない」とする数2は経験の浅い職員とみられ、今後配慮していかなければならない。


調査 2
 各委員会の職務遂行の状況から、繊裁構成員としての意識、共通理解や協力についての実態をとらえ、運営改善の対策の資料にするため実施した。

調査2 運営改善対策の資料

調査2 運営改善対策の資料

[考 察]

 組織体としての委員会活動に対する意識をみる項目1 (マル1)では「主任まかせが多い」とする数が82%にいたっている。これは、特性を生かすことや経営に主体的に参加する志気にもかかわりをもつことで、力を入れて改善しをければならない。項目2 (マル2)の共通理解では「機会がすくない」と「方法がととのっていない」の数が各5で、これは本質的には両者同じことでもあるので、ほぼ全職員が委'員会活動についての共通理解が不十分と思っているといえる。委員会運営の改善を要する。項目4 (マル4)・5 (マル5)は職務遂行上の問題点や繊載構成員としての構えをみるものであるが、問題解決には委員会の繊載的な運営について配慮していく必要がある。

(2) 改善策
1. 調査 1 の結栗に対する対策
 ア 調査 1から把握された問題点を解決するため、校務分掌の職務表を作成することにした。
 イ 職務表を作成するにあえり、つぎの方針をたてた。
 ○ 本校の校務分掌の繊哉に即して作成する。
 ○ 全職員の共通理解、協力体制による作成。
 ○ 内容は、具体的で簡潔明解に表現する。

2. 調査 2 の結果に対する対策
 ア 調査 2からとらえた問題点の解決を図って運営の改善をしていくため、各委員会を計画的に実施し、職務遂行上必要な共通理解や、もっている特性、能力を発揮できるようにすることにした。
 イ 委員会の開催、具体的な実践、評価など、委員会活動全般について改善をすすめるにあたっての方針
 ○ 作成した校務分掌の職務表に即した活動の


[検索] [目次] [PDF] [前] [次]

掲載情報の著作権は情報提供者及び福島県教育センターに帰属します。