福島県教育センター所報ふくしま No.47(S55/1980.8) -018/034page

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段階 教師の働きかけ 時間 予想される児童の反応 仮説との関連
 

ル図を作る。

 

 

 ○酸素は物を燃やすはたらきがあるのだろう。

 

作り

 



4.酸素中と空気中での燃えかたがちがうわけを 発表し合い准論させる。

  • グループの発表
  • 討議 
  • まとめ

 

15分

 ○空気中の酸素とちっ素の(割合)を知り,モ デル図を修正する。

 ○ 燃えかたのちがいがおこるわけをまとめる。

 

 ○空気の組成について知らせ,モデル図を修正させる。

 ○自由バズ

(2)検証と考察

1. 検証の観点

ア. 本時の評価は,児童のノート,グループで 作ったモデル図及び授業観察による。  

イ. モデル化,推論の深まりは,単元指導後の 事後テストの結果と事前テストの結果の比較 によってまとめる。  

ウ. 事前テスト,事後テスト,は持テストにつ いては,同一のものとする。(自作)

2. 授業の考察

ア. 燃えかたのちがいが起こるわけを当初から 考えられた者は5名であったが,「図に書く とよい。」「記号を使う。」という意見が出てか らは,10名が挙手した。これは「酸素や空気 を記号で表す。」という上位児のモデル図の説 明がヒントになったことから,考えられた結 果であると思われる。

イ. グループでの討議は,モデル図作りの段階 から活発になった。各グループで考えたモデ ル図は,下記の通りであった。

〈例〉
〈例〉

ウ. まとめの段階では,空気中のちっ素の割合 を知らせた結果,期待したモデル図に修正で きた。(○や△の記号を量的に表す。)

エ. 問題点としては,時間が予定より10分オー バーしたことである。その原因としては,モ デル図を書くのに手間どったこと,つぎに討 議が予想以上に活発になり,長びいたことが あげられる。

3. 事前,事後,は持テストの結果 
  (調査人数30名)

説明 ○事前テストS54. 9.20
○事後テストS54.10.16
○は持テストS54.11.13


〈表4〉
〈表4〉


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