福島県教育センター所報ふくしま No.48(S55/1980.10) -017/034page
(3)組 織 個人研究(必要に応じて保健体育科内の協力を得る)
(4)日 程
-1.事前研究の段階(6月〜8月)
ア 研究計画の樹立
イ 実態調査
ウ 研究主題の決定
エ 文献研究
オ 仮説の設定6月
6月〜7月
7月
7月〜8月
8月-2.検証の段階(9月〜11月)
ア 教材研究と指導計画の作成
イ 事前スキルテストの実施
ウ 検証授業
エ 事後スキルテストの実施9月〜10月
9月
10月
10月-3.整理の段階(11月〜1月)
ア データの処理
イ 結果の分析
ウ 研究のまとめと反省
エ 研究報告書の作成
オ 研究発表11月
11月
12月
12月
1月4 概要と考察
(1)教材研究
-1.とび箱運動の発展的段階的系統
-2.腕立て前方転回の技能構造
(2)経 過
-1.実態調査(1年1,2組 男子38名)
ア.事前調査
(ア)認知面
- 腕立て前転とはどんなわざか知っている。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20名(52.6%)
- 腕立て前転の理想的なフォームを頭に描くことができる。・・・・・・12名(31.6%)
(イ)技能面
<表4>事前スキルテスト (各個人の得点合計)
*表4の見方
・とび箱の高さ 3段
・セーフティマット使用
・演技回数 1人2回
・教師観察による各構成要素のチェック
・得点はチェック後の○の数を個人ごとに集計し,その後クラス全員のを構成要素ごとに合計した数を表している。
・高い得点ができている所である。
・後半部に診断・治療の必要性がある。
(ウ)情意面
- こわくて不安である。 19名(50%)
- あまりやりたくない。 17名(44.7%)
以上の調査結果から,技能面では,わざの構成要素の後半部に難点があるので,そこに重点をおき,また情意面では,安全面に十分留意し,不安感を解消するように工夫し,つまずきに応じた再指導・再々指導を展開していく。
-2.検証計画
ア 能力別グループ編成
技能程度,とび箱の高さ,マットの種類等により4グループに編成する。
イ 各グループ間の交流は,毎時自己・相互及び教師観察評価により行う。
次時のグループ編成は,前時の最後の所属グループにし,スタートする。
-3.学習カード
ア 学習評価カード