福島県教育センター所報ふくしま No.49(S55/1980.12) -027/034page
学校の実態に即して 授業時数の運用に創意工夫 を加えるようにすること 4. 学習指導要領に定める各教科等の 目標・内容を中核的事項 にとどめ,教師の 自発的を創意工夫 を加えた学習指導が十分にできるようにすること。 教育内容精選の観点
〔改善の重要ポイント〕 | …
・小・中・高の一貫性
・学習負担の適正化
・学習の適時性|
基礎的・基本的な事項の精選 | ↓ |
1. 各教科の目標を中核的なものにしぼり,それを達成するための指導事項を基礎的・基本的なものに精選する。 2. 各教科の内容の領域区分を整理統合する。 3. 小・中・高の内容の関連と学習の適時性を考慮して,各学校段階間の内容の再配分や精選を行う。 4. 各学年にわたって,あるいは網羅的に取り扱うことになっているような内容は,必要に応じて集約する。
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新教育課程の教科指導を中心とした研究課題
1. 「自ら考え正しく判断できる力」を持つ児童・生徒の育成を各教科等の授業でどう具体化するか。 2. 児童・生徒中心の指導事項の選択や配列と各教科の科学的論理性にもとづく全体構造との調和をどう図るか。 3. 学習意欲を喚起し,継続して主体的に問題解決に取り組めるような問題の提示や学習の展開をどうするか。 4. 個性や能力に応じた教育と学習形態,用意すべき教材の種類と提示の方法は,どんな内容についてどのように行えばよいか。 5. 基礎的知識や技能を確実に身につけるための徹底した反復練習の仕方をどう工夫するか。
上記の課題を中心にさらに教科での改善点をふまえて,各教科指導の中で研究実践を深めたい。(2) 本校での学力観のとらえ方
[2] 本校の学力観
○学びとる力……
○生きた学力……
新しい問題場面に対し,既知の基本的な知識・理解・技能を駆使して 創造的に問題解決する能力 ○自ら考え正しく判断する力……
身につけた「学習の仕方」を生かし,情報化される知識・技能を取捨し,代謝し,自らも創造することによって未来に向けて 学び続ける能力
豊かな人間性を持ち,自律的・実践的・創造的・健康的な社会生活を営み,環境の変化に適応できる 人間性豊かな生活を営む能力