福島県教育センター所報ふくしま No.50(S56/1981.2) -024/042page

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10月5日(金)現職教育委員会にて従来のとかくマンネリ化している授業研究会を反省し改善の試案をまとめ,職員協議会へ提案し共通理解を得た。

ア 事前研究会

(ア) 学習指導案について
主題設定の趣旨(題材設定理由)→目標分析(単元目標,総括目標,具体目標の系統関連の分析)→具体目標(行動目標)の表記の仕方→指導内容(学習内容)と目標との関連分析→指導過程の組織化と評価の位置づけ。

(イ) 授業観察について
授業者が特になにに焦点をあてて観察してもらいたいかに基づき,視点を明確にし,それぞれ職員の役割分担を決定する。

イ 研究授業
役割分担に応じて授業参観をし,参観後各自記録の整理をし,翌日の事後研究会に備える。

ウ 事後研究会
全体の流れ,教師の発問,生徒の反応,資料活用の方法,機器利用の仕方,板書の仕方などについて下記様式に記入し,内容をもちより発表し協議する。

指導(学習)過程 発問 生徒の反応 板書
5 1.本時の学習内容を知る。

(1) 「成人の食物」
実習の反省
(2) 次時の実習計画をたてる。
……………
[1] きょうは先生方が参観にきてますが,ふだんと同じようにやってください。
[2] きょうの学習内容をたしかめましょう。
 ・ きょうはまず先日の調理実習の反省をしてもらいます。
……………
やはり多少緊張している。

グループによる話し合いが行われている。
プリントによって各班長が反省をよみあげげる。
……………
学習の反省

〈要点〉
準備・手順・実習・試食・あとしまつ
……………


指導(学習)過程 A  雄


B  子


C  夫


5
○グループのうごきをニコニコみている。
……………
○班長の顔をジッとみている。
……………
○指名されておいしかっと低い声
……………


指導(学習)過程 資料活用の仕方 機器利用の仕方
5
○板書事項(内容)を中心に反省記入用紙を配布している。 ○反省について発表後,教師の観察評価した反省事項をTPにより提示している。


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