福島県教育センター所報ふくしま No.52(S56/1981.8) -019/034page
[7]地層は,水の働きによってできること。
[8]地層によって,厚さが,ちがうものがあること。
[9]地層には,広がりがあること。
[10]地層が,地上で見られるのは,土地が隆起したからであること。
[11]傾きのある地層もあること。
教材に対して,ある観点を決め,計画を立てて,実験や観察をする態度を,身につけさせる。
(3)学習指導計画 ―――総時数12時間
[1]地そうの観察 2時間
[2]地そうのでき方 7時間(本時7分の1)
[3]地そうの様子 2時間
[4]地そうのまとめ 1時間
(4)本時の学習指導過程
[1]ねらい
モデル実験により,地下水は,地層のつくりと関係があることに,気づかせる。
[2]教材について
子どもの自発的な活動が,期待される教材として,次の図のようなものを用意した。この教材を規制する条件として,地層の現場観察を,一次取り扱いで,おこなっていること(但し,あくまでも,自発点な観察に委ねている。),砂,小石,粘土を与えたこと(これは,一次取り扱いの地層観察で,それを組成しているものであることに気づいていること。)等である。
[3]実践した学習指導過程(抜すい)
教師の働きかけ 具体的活動場面 子どもの反応
5.おわりに
教材の特質が,条件規制によって, 浮き彫りにされ,子どもの自発的活動を通して,ねらいの方向へたどりついていった。これらの直接,体験していく活動は,自然に潜むきまりを発見するための,素地となって,さらに,高まっていくであろう。