福島県教育センター所報ふくしま No.53(S56/1981.10) -010/034page
図6 2SC733 図7 電池ホルダー
(6)二つの電池(006P)は,ケースの内壁に,図7のように,ブリキ板か,アルミニウム板を折り曲げたもので固定する。
(7)ケースの加工図を次に示しておく。
図8 ケース加工図(ケースはリード.PS−2)
(8)部 品 表
品 名
規 格
数
ケ ー ス I C
抵 抗
〃
〃
〃
可変抵抗
トランジスタ
リード・PS−2 741
470kΩ
10kΩ
1kΩ
820Ω
10kΩ・B
2SC733
1
1
1
1
1
2
1
1
品 名
規 格
数
電池 同スナップ
スイッチ
ターミナル
基板
006P
6P(小型)
ジョンソン型
サンハヤトAT−IS
2
2
1
赤2
黒2
1
4.使 用 法
(1)1回巻きのコイルで電磁誘導を観る。
図9 一回巻きコイルに発生する誘導起電力をみる
1 先ず,1mm¢程度のホルマル線を円形状に形づくって,入力端子に接続する。
出力端子には,50mA電流計をつなぐ。
2 次いで,スイッチを入れると,電流計の指針は,どちらかに振れるが,オフセット調整用のボリュームを回して,指針が目盛板の真中あたりを指示するようにする。(電流計を検流計として用いるため。)これで,準備は完了である。
3 次のこと柄を確かめてみる。(教材として)
・コイルに磁石を近づけたり遠ざけたりする。 電流計の指針は,どう振れるか。
・磁石の動かし方をはやくする。電流計の指針のふれの大きさはどう変わるか。
・また,より強い磁石を用いた場合はどうか。
・磁石のN極を近づける場合と,S極を近づける場合では,指針の振れの向きは,どう異なるか。
(注)電流計の代わりに,オシロスコープでみるのもよい。
(2)図10のように,磁石をバネ振子に吊して単振動させ,交流の発生する様子を観察する。
電流計でもよいが,オシロスコープの方がおも