福島県教育センター所報ふくしま No.53(S56/1981.10) -024/034page
5 教育課程に関する調査(小学校)
(1)調査のねらい
現場の小学校における教育課程経営についての実態を把握するとともに.新教育課程実施1年の実践上の諸問題や今後の課題を明らかにし.その改善・充実を図る資料を収集する。
(2)調査対象
○学校用 研究協力校14校(各教育事務所毎2校)周辺校42校(各研究協力校毎3校)計56校
○教師用 研究協力校職員(校長・教頭・養護教諭・主査(事)を除く)
○児童用 研究協力校の児童(第6学年の抽出 1学級)
(3)調査内容(抜すい)
おわりに
教育課程経営の基本的事項(理論)については.本年度,諸説=文献の紹介程度にとどまらざるを得ないが.今後これらを吟味・検討することによって.理論上の構想を確立していく。
そして,第2年次の教育課程経営の概念規定や教育課程評価試案の作成へと発展させていく予定である。
県内各地区にわたる56校、約250名の教師.そして500名におよぶ児童による調査は,教育課程に関する現状を確実にとらえさせ.その結果は現場の各小学校の次年度の教育課程の経営に裨益(ひえき)するものと思われる。
以上,本研究の概要ならびに経過を中心とした当プロジェクトの状況を述べてきたが.第1年次研究紀要の内容充実を目指し.目下.調査の集計・分析.理論研究をすすめているところである。