福島県教育センター所報ふくしま No.53(S56/1981.10) -026/034page

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 れるよう配慮する。
(3)研究の内容と方法
  研究内容は継続研究の趣旨を大切にすることから.特別活動を中核にすえてすすめるが、特に、「学年(学級)の時間」の内容改善と充実に焦点をあてながら内容の設定をはかる。

 1 研究の内容
 ア 創意と工夫を生かした「学年(学級)の時間」の改善・充実
(ア) 活動内容の精選を図る。(自由な表現活動)
 ・国語的表現活動・図工的表現活動(造形的)
 ・音楽的表現活動・総合した演劇的表現活動
 ・体育的表現活動・その他の自由な表現活動
(イ)活動方法の改善・工夫を図る。
 ・活動単位並びにその工夫・活動の日常化
 イ 生活時程の運用,改善
 ・週の時程.日課表 ・活動の日常化
 ・活動の機会や場の確保.特に(「学年(学級)の時間」.その他の児童活動)
 ウ 学級会活動
  ―小集団を生かした係活動―
 エ 児童会活動
  ―自らつくりだす児童集会活動―
 2 研究の方法
 ア 研究組織 (略)
 イ 研究の役割分担  (略)
 ウ 研究のすすめ方
(ア)次のような順序で研究をすすめる。
研究のすすめ方
(イ)各研究班は.それぞれの分担領域における課題の研究をすすめ.必要に応じて全体協議会で検討する。
(ウ)学年ブロックでは,教材研究(活動計画案)を中心に.実践的にすすめる。
(エ)教科研究部並びに.各種研究部会は必要に応じ.関係領域の研究を深める。
(オ)授業研究は.学年ブロック単位による2−1−2方式(事前研究,授業研究、事後研究)で行う。授業は.学年ブロックによるローテーションを原則とする。必要に応じ.全体協議会で検討する。
(カ)毎週金曜日を研究日とする。
3 研究の経過
(1)前年度までの研究主題

年度

研究主題

50〜51 自主性を育てる望ましい集団活動

−実践力を伸ばす学級会活動−

 ・学級会活動

52〜53 自主性を育てる望ましい集団活動

−実践力を伸ばす児童活動−

 ・学級会活動

 ・児童会活動

 ・ゆとりの時間の活用

54〜55 ゆとりと充実をめざす特別活動

−自主性を育てる望ましい集団活動−

 ・学級会活動−小集団を生かした班係活動

 ・児童会活動−自らつくりだす児童集会

 ・楽しい土曜日の活動−学年(学級)の時間


・ 50〜51年度は主として児童の実態把握と問題点の分析.並びに研究体制の確立をはかり.学級活動を主とした授業研究に重点を置きながら研究主題の具体化をはかった。
・ 52〜53年度は2年間の実績を基に学級会活動から児童会活動への研究をすすめ、新学習指導要領の趣旨を理解するとともに.ゆとりの時間の活用のし方の研究をすすめた。
・ 54年度は.新指導要領の趣旨を積極的にとり入れ.特別活動を中核とした「ゆとりと充実の学校生活」の研究に重点を置きながら,週時間時程の改善と活動時間の生み出だしの研究をしてきた。
(2)昭和55年度の研究経過
  55年度は.創意を生かした「学年(学級)の時間」を特設したが,その活動内容の改善と充実をめざしてきた。特に教科との関連を考え,自由な表現活動の機会と場の設定を図るなど,その質的な活動内容に重点をあてながら授業実

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