福島県教育センター所報ふくしま No.58(S57/1982.10) -006/038page
・ 材料 C と D が直角になるように釘で止める。
図 4
・ 材料 E を C に固定した後,D に釘で止める。
図 5- 鏡の取り付け
六角ボルト,ちょうナット,ワッシャーを用いて,鏡を取り付ける。取り付ける位置はOHPの機種に応じて加減する。
3 OHP用セルの製作
(1) 材 料
- 塩ビ板 A(13.0 × 7.5 × 0.2 cm) 4枚
- 塩ビ板 B(25.0 × 2.2 × 0.3 cm) 1枚
- 塩ビ板 C(28.0 × 2.2 × 0.3 cm) 1枚
- 塩ビ用接着剤(アセトンを溶剤としたもの)
(2) 製作手順
- 塩ビ板 B を90℃位の湯に入れて,十分軟化させる。これを,水平な場所で巾6 cm,長さ5 cmの木型にあわせて曲げ,そのまま冷却させる。
このとき.下方が U字型になるように留意する。
図 6- U字型にした塩ビ板の測面を紙やすりで滑めらかにした後,接着剤をつけて塩ビ板 B を接着する。
このとき接着面の接着剤が均一になるように,締具等を用いて,締めつける。(締具がないときは本等で押し付けておく。)
また,塩ビ板 B の投影面に接着剤がつかないように注意する。
- 水もれを防ぐために,スポイトを用いて,アセトンで2〜3倍に薄めた接着剤を,セルの内部の接着部分にそって流し込む。
- セルを安定させるために,セル容器の下方を,プラスチック折り曲げ器で,外側に折り曲げる。
図 7
注2 試験管用の角型セルを作る場合は次のように製作する。注3 材料としてアクリル板を用いても,塩ビ板と同様に作ることができるが,接着剤には,塩化メチレン又は塩化メチレンにアクリル片を溶解させたものを使用する。
- 塩ビ板 C 図 8の点線部分を,プラスチック折り曲げ器で,コの字に曲げる。
図 8
- 直角にした部分を両面やすりで平にした後,さらに紙やすりで,平滑にする。
- 接着の方法,その他は U字型と同じようにする。
4 製作品の使用方法
図 9のように,OHPを生徒側に倒し,セルを台の上にのせて,ステージの直前に置き,光を鏡で反射させて投影する。セルを2個同時に投影させる場合,投影図はセルの位置と左右が逆になるので,説明する時に注意する。
図 95 製作品を利用した実験例
(1) 溶ける様子
・ねらい 溶ける様子を観察させ,溶液の均