福島県教育センター所報ふくしま No.58(S57/1982.10) -022/038page

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2 研究の計画

本研究は,昭和56年度より3年間の多年次にわたる研究であるが,研究計画の概要は次のとおりである。
年度 昭 和 56 年 度 昭 和 57 年 度 昭 和 58 年 度
対象 小   学   校 中   学   校 小・中学校のまとめ
理論 1. 学校経営と教育課程の経営
2. 教育課程経営の意義と機能
 −教育課程経営に関する諸説
3. 教育課程の経営的発想
1. 第1年次理論の整理
2. 教育課程の評価に関する理論
 ・ 教育課程評価の意義
 ・ 経営的発想に基づく評価
 ・ 教育課程評価の進め方
1. 教育課程経営の理論整理
2. 教育課程評価の理論整理
3. 教育課程評価票試案
4. 教育課程の評価・改善
紀要内容 1. 教育課程経営の現状と課題
2. 教育課程経営の理論
3. 教育課程経営見直しの観点
4. 教育課程経営の実態と考察
(小学校)
1. 教育課程経営の基本的事項
2. 教育課程評価の理論
3. 教育課程経営の実態と考察
(中学校)
1. 研究の趣旨
2. 研究の基盤
3. 評価票試案の提示と活用の仕方
4. 教育課程評価票試案の調査と考察
その他 1. 全教連学校運営研究協議会参加
2. 中央講師招へいによる研修
1. 全教連加盟機関との情報交換
2. 教育展望セミナー参加
3. 中央講師招へいによる研修会
1. 全教連研究協議会参加
2. 中央講師招へいによる研修会

3 研究の内容

(1) 理論−教育課程評価に関する第2年次における理論構成を,現在次のように考えている。
I 教育課程経営に関する基本的事項−第1年次理論整理
(1) 学校経営と教育課程経営
(2) 教育課程経営の意義と機能
(3) 経営的発想に基づく見直しの観点

II 教育課程評価の意義
(1) 教育課程評価の重要性
(2) 教育課程評価をめぐる問題
  ・ 教育評価と教育課程評価
  ・ アカウンタビリティー
(3) 教育課程評価の意義
(4) 教育課程評価の概念

III 経営的発想に基づく教育課程評価
(1) 教育課程評価の方法
(2) 経営過程に即した教育課程評価

IV 教育課程評価の進め方
(1) 教育課程評価の内容−対象
  ・ 領域・観点
(2) 教育課程評価の方法
(3) 教育課程評価の実施計画

(2) 調査

  1. 調査のねらい
     県内中学校における教育課程経営についての実態を把握し,本研究に関する実証的追究の基礎的な資料を得るとともに,新教育課程実施1年の現状や実践上の諸問題を明らかにし,その改善・充実に資する。
  2. 調査対象
    (1) 学校用
     ・ 研究協力校  14校
     ・ 調査依頼校  22校
             計36校
       (県内247校の15%抽出)
    (2) 教師用
     ・ 研究協力校14校の教員
     (校長・教頭・養護教諭・主事を除く)
    (3) 生徒用
     ・ 研究協力校14校の生徒(第3学年抽出1学級)
  3. 調査時期  昭和57年6月〜7月

4 設問のねらいと内容 (学校用調査)

項 目 調査のねらい 調 査 の 内 容 研究との関連
(◎印)












 本研究の研究視点の一つである「経営参加」という点から教育課程の編成過程の実態をさぐり,組織的・計画的推進とそれをめぐる諸問題を明らかにする。  6 教育課程編成の基本方針と教育課程の基準の改善のねらいとの関連
◎7 教育課程編成の組織体制の確立と組織的活動の推進
◎8 教育課程の編成計画の検討と本年度教育課程編成の反省
 全職員参加による組織的編成と計画的編成作業の推進












 教育課程の編成・実施が適切に行われたかどうかの確かめと,この改善方策をたてるための評価について,実状を把握し,評価票開発の資料を得る。 ◎5 教育課程評価の実施状況及び職員の構成
◎6 教育課程評価の意義・内容
◎7 教育課程の組織・方法
◎8 教育課程評価の問題点
◎9 新教育課程実施1年の反省(成果と課題)
 教育課程の経営における評価の問題点
(本研究の中心的な資料の把握)


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