福島県教育センター所報ふくしま No.60(S58/1983.02) -028/038page
・ 小学校1・2・3年の社会,理科の学力検査本テストの集計と学力分析
・ 中学校1年の国語,数学,英語の学力検査問題の作成(6)教育相談に関する研究
教育相談は,一人ひとりの児童・生徒の人格の完成をめざして行われ,毎日の教育活動即教育相談であるといわれている。このような視点にたって,個人理解のための検査・調査の方法について研究する。
・ 紀要「学習意欲を高める心理的治療の研究−第2年次−」の刊行(7) 教育課程の実施に関する研究
新教育課程の実施に伴い,各領域・分野等における指導法の開発を中軸として,教育課程実施上留意・工夫すべき事項等について研究する。
・ 教科指導に関する研究
・ 教育工学に関する研究
〔教育相談事業について〕
1.ねらい
幼児・児童・生徒の教育上の諸問題について,学校または親からの相談に応じ その望ましいあり方について臨床心理学や科学的な方法により,解決のための援助をする。2.相談内容
(1) 知能・学業……知能発達遅滞,知能検査,学業不振,学習不適応等
(2) 性格・行動……自閉症,場面かん黙,登校拒否,非行,多動性等
(3) 身体・神経……夜尿症,神経症,チック,心因性せん息,車酔い等
(4) 進路・適性……進路の悩み,職業適性等
(5) 教育一般 ……心理診断法,しつけ法3.実施方法
(1) 予約制による。
福島県教育センター教育相談部
電話(0245)53−3141
内線 (27・28)(2) 遠隔居住者のための「移動教育相談」を実施する。昭和58年度の会場及び実施期日は下記のとおりである。
相双地区 原町市(5月24日〜5月26日)
県南地区 棚倉町(6月14日〜6月16日)
いわき地区−いわき市平(6月28〜6月30日)
会津地区 会津若松市(7月5日〜7月7日)
の4会場
(3) 直接来所できない場合は,書信や電話相談に応じる。4.相談の対象
対象者は,幼児から高校生程度までとし,その親及び教員とする。
〔教育図書・資料の収集整備について〕
1.教育図書・資料の収集整備
全国の教育センター・研究所・大学・研究団体・各学校の研究物の収集につとめ,特に教育課程の実施に伴う資料の整備に努力する。2.教育図書・資料の貸し出し
教育図書・資料の貸し出し,文献・資料の利用相談,及び紹介,並びに資料等のコピーサービスを行う。3.教育センター「所報ふくしま」の発行
所報は,原則として年間5回を発行する。教育センターにおける研修・研究,教育相談,受講者の研究報告,研究実践校等の成果を紹介する。4.資料件名目録の発行
全国の教育センター・研究所や研究団体,小・中・高等学校等の研究物を領域並びにテーマごとに分類・整理して各年ごとにまとめて刊行する。