福島県教育センター所報ふくしま No.60(S58/1983.02) -030/038page

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しみやすいものにした。
 ガイドブックは6,000部作成して,管内中学校教師,生徒(2,700部),学校祭の一般来校者(2,000部),地域関係者(1,000部),その他(300部)に配布した。

(4)学校祭を利用した学校公開
 56年度の学校祭の時に,地域社会の人々に対して学校公開を実施した。
1 学校紹介VTRコーナーの開設
 本校の施設・設備,学校行事,各科の授業・実習,生徒会・部活動等,特色ある場面を30分にまとめたVTR番組を映写するため,VTRコーナーを開設する。一教室を,このコーナーのために設定し,来校者に自由に見てもらい係の説明も加えた。

2 公開実習および体験コーナーの開設
公開実習および体験コーナーは,各科の特色ある実験・実習の場面をとり出して,おもに中学生に対し,その体験をしてもらう目的で開設した。
 各科の生徒が行っている実験・実習を見学したり,実際に手にとって体験するという機会を提供し,57年度に実施した中学生体験入学への足がかりとした。実践内容は,次のとおりである。
  ・農業科 花の鉢がえ
  ・機械科 NC旋盤による文字描写
  ・電気科 中学生の電気教室,マイコンゲーム
  ・商業科 タイプライターの操作
  ・家政料 手芸講習(アメリカンフラワー, パンフラワー)

(5) 中学校の生徒および教師を対象とした体験入学
 (別項に詳述)

(6)本校父兄に対する広報活動
 本校では父兄に対して,日頃の生徒の活動や教育問題についての話し合いの場として,過年度から方部別父兄懇談会を開催してきた。この方部別父兄懇談会の機会をとらえて,本校の施設,設備教育内容などについて父兄に紹介するために,自作のVTR番組を,各会場に持参し放映した。

 以上のような様々の機会に使用した学校紹介自作VTR番組の内容は次の通りである。本校視聴覚部を中心に作成したものであるが,数種類のうちここでは,最近のVTRを例としてあげてみたい。

・自作VTR番組内容一覧
 「ようこそ白実高へ」(57年5月,38分)

表

(7) 評 価
 2年間の広報活動の実践をとおして感じたことは,まず第一に研究指定にともなう広報活動が膨大なものであったということである。職業高校の正しい理解をはかるために,合計140分にもわたる学校紹介VTR番組の製作および放映,カラー写真や図表をふんだんに盛り込んだガイドブッ


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