福島県教育センター所報ふくしま No.64(S58/1983.12) -004/042page

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1. 題 材 「荒城の月」 (滝廉太郎作曲)
2. 指導目標
  ア、曲趣を生かした表情豊かな美しい歌い方を工夫させる。 …… 19(四角囲み) − 4,7
  イ、2小節のフレーズをレガートな歌い方で表現させる。 …… 8(四角囲み),9(四角囲み)− 3
  ウ、共鳴の工夫をさせ,低音域の声のだし方を工夫させる。 …… 17(四角囲み)
3. 教材 「荒城の月」(東京音楽学校編・中学唱歌) …… 1(四角囲み)
    イ短調(原曲はロ短調)4/4拍子 …… 2(四角囲み)
    A(a,a')B(b a')の二部形式 …… 12(四角囲み)
    全体として中・低音域で,2小節ごとの < > が多くみられる。 …… 8(四角囲み)

    9(四角囲み)……4分音符の連続するリズムで,山型の旋律型が多く表れる。日本歌曲の旋律の美しさと情感を味わいながら.声楽的な声のコントロールを学ぶのに適した教材である。

4. 5. 学習の展開 (表 3)
指導計画(2時間扱い) (表 3) 学習の展開
(「学習指導案」と「教材カード」の口の番号は同じものを指している。)

4.おわりに

 これまで歌唱指導における教材研究の方法と教材開発の具体的な例として「教材カード」の活用について述べた。しかし,これはあくまでも指導の充実を目指すための方法の一つにすぎない。従って,それぞれの学校においては,児童の実態に応じて創意工夫をしながら歌唱指導の充実を因っていただきたければ幸いである。


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