福島県教育センター所報ふくしま No.64(S58/1983.12) -023/042page

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割を明確にし,実践活動のねらいを確認する。

実践までの手順

イ、生活反省会の改善
  • ねらい
  • 各部の活動に対する反省をするとともに.一人一役制の係活動を確認させ活発に活動できるようにする。
  • 内 容
  • 反省
    • クラス全体としての問題点
    • 各係活動への評価と話し合い
    • 生徒会週目標へのせまり方
  • 次週の活動目標へのせまり方
内          容
段 階 改   善   前 改   善   策
2:50















3:10
1.各部会(司会部長,記録副部長)
 (1)各部の重点活動目標に対する反省
 (2)各係活動のしかた.とりくみの反省
 (3)学級全体の問題点






 (4)各種委員に持ち寄る内容について
   ・提案事項




 (5)その他

 (1)今週・次週の全校の目標を確認する。
 (2)反省・評価と問題点を把握する。
   ・反省.評価
   ・実践できなかったことを検討する。

・次週も学級の問題としてとりくむかどうか話し合う。

 (3)次週の目標達成のための具体策検討

 学級の実践実践活動を全校目標に関連させる。

 (4)その他
3:10









3:20
2.全体会(司会,中央委員.記録書記)
 (1)今週の反省及び各部より内容発表
 (2)質疑応答
 (3)討議〜確認
3.先生のお話し
4.帰りの歌

 (1)各部より発表
 ・引き続き努力すること

 ・次週の実践活動へのとりくみ

※各種委員会に提案される
 (2)疑問点についての質問 及び確認
 (3)担任からの評価・指導
◎帰りの歌

  • 学級・全校との関連を図りながら組織的な実践活動がすすめられるように改善した。
  • 担任も,実践活動へのとりくみ,生活反省会に参加する態度・意欲について評価するようにした。

ウ、指導体制の改善
指 導 事 項 留 意 事 項
基本姿勢 ・教師側の指導の基本姿努について ・生徒の自主的活動を育成し,実践活動をさせる事を基本とする。
・したがって.自主的活動を援助するという形針で指導する。
・学級における生徒指導の位置付けを明確にして指導にあたる。
生活反省会 ・生活反省会のすすめ方について ・問題点の把握について「学級の問題か」「学校の問題か」を明確にさせ,討議させるように配慮する。
・全員が問題意識をもって生活反省会に参加するようにさせる方策をたてる。

(例)各部の話し合いの司会は交互に

・クラスの人間関係の配慮
実践活動 ・実践活動のすすめ方について ・実践活動において「よくなった」「改善されない」「わるくなった」などという尺度で記録させ,生徒の生活面,行動面における実態を生徒自らに把握させる。
・常に生徒に問題意識を持たせる。
助言・評価 ・援助指導,適応指導について

・評価について
・生徒への押しつけ指導はやらない。
・消極的な生徒への暖かい援助指導,励ましをくりかえしていく。
・生徒を正しく指導するための資料で,評価結果で生徒をきめつけることをさける。
組繊 ・組織を生かした指導を

表面は生徒側の問題であるが,原因は別なところにあるなど

・問題の所在,内容を正確に把握し.その解決にあたっては職員間の共通理解のもとに組織体制によって解決を図る。

  • 生徒が自主的にとりくむために,教師がどのようにかかわり,指導をしていったらよいのかを第1次調査(調査1〜5)結果から摘出された問題点について,その改善のために,上の表に述べた基本的な指導事項には特に留意しながら指導していくことを試みた。

    (ア)教師間の共通理解が図られる。
    (イ)教師の指導姿勢の変容が期待できる

     生徒の変容を期待するためには,教師自身が指導姿勢を反省し.改善することが大切であると考える。

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