福島県教育センター所報ふくしま No.64(S58/1983.12) -025/042page
- ア、共通理解のもとに指導ができるようになった。
- イ、生徒の意識が高まった感じで指導がし易くなった。
- ウ、生徒とのふれあいが自然的になり学級経営にも役立っている。
- エ、生徒相互の人間関係にもよい面が出てきている。
- 調査2 改善された生活反省会はこれでよいでしょうか。
- 調査3 指導上どのような点で役に立ちますか。
- 調査4 生徒の生活反省会に参加する態度意欲はどうなりましたか。
- 調査5 実践活動に対しての評価は実施していますか。
- 調査結果の考察
- 調査1
- 意図した改善策が生徒指導に役立つと受けとめたい。同一歩調での指導,共通理解のもとに指導がし易くなった。生徒の変容として,「意識の高まり」ほ協力心の芽生え,生徒相互のよい面での人間関係の醸成が期待できるのではなかろうか。
- 調査2
- 改善のねらいにそったものと受けとめたい。今後さらに検証し改善策を究明していきたい。
- 調査3
- 自ら進んで奉仕する精神の伸長は実質的には自主性の育成も期待できるのではないかと考える。
- 調査4
- もっと意欲的に参加する態度を育成する課題が残されたと判断する。
- 調査5
- 学級担任が実践活動について評価し,正しく生徒を把握しようという姿勢が見られるようになってきたことは,生活反省会を通路として生徒指導をおしすすめようというあらわれであると考えられる。
5.今後の課題
(1)リーダーの養成。
(2)話し合いの方法訓練の指導。
(3)教師の指導姿勢の変容を期待したい。
参考文献
- 学校経営B講座(昭和56年度)教育センター
- 生徒指導 …… 学事出版
- 生徒指導の手引き …… 県教育庁義務教育課編
- 生徒指導事典 …… 第一法規